1/5 雪の帰り道

2003年1月21日
昨日のKEITHのライヴが終わり、私は新大阪から夜行快速に乗った。
途中、何度か目覚めて窓の外を見たとき、雪がちらちらと降っていた。
闇の中に真っ白の雪が浮かんでは流れていく様子はとても美しく風情があった。
しかし、降りる駅が近づき、本格的に窓の外をのぞいた私は風情がどうこうとか言っている場合ではなくなった。
かなり積もっていたのである。
お正月で、日曜日で、朝7時前。しかも田舎。
ものすごく交通量が少なく、溶ける気配はない。
そして降る雪はさらに激しさを増していた。
うっそーん!!
小郡駅から自宅まで、普通に走って40分程度の道のりである。
地面は真っ白、できた轍もすぐに雪で消されてしまう。
うちは割と大きな道路に面しているし、前の会社のときは出勤時間が遅かったので、たまに雪が積もっても私が出勤するころには道路の雪はほとんど溶けていて、こんなに雪が積もっているときに運転するというのは私にとって初めての経験である。
しかも結構な長距離。
私は駐車場から慎重に車を出し、そろそろと時速15キロぐらいで走り始めた。
私の車はミッションなので(私オートマ運転できません)、徐行を長く続けるのはけっこうたいへんなのだが、そんなことは言っていられない。
最初の信号で、止まろうとそろーっとブレーキを踏んだとたんにシュルーっと車が回れ右をしてしまい、私は死を意識した。
が、ホントに車の通りが少ないのをいいことに、私は逆方向に走り、また同じカンジでブレーキを踏み、進行方向を修正した。
そんなことを繰り返し、結局2時間以上かかってようやく自宅に到着。
それから美幸ちゃんを会社まで送っていき、やっと私は夜勤から続く長丁場を乗り切り、布団で横になるという幸せを手に入れたのであった。

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