見た目年齢

2002年11月3日
今日は看護学生のオカザキさんと組んで水中浴の運びをした。
7階にあるお風呂までベッドごと患者さんをゴロゴロと連れて行くのである。
オカザキさんは以前は補助看の仕事をしていたらしいのだが、一念発起して看護学校を受験し、今は働きながら学校に通っている。
ほっぺたが赤くって純朴そうな顔をしているが、内面はしっかりしていて意外に気も強く、なかなか私の「タイプ」である。
これからの人だけあって、向上心もある。
私は向上心がある人が大好きなので(自分にあまりないからか?)オカザキさんと話をするのは勉強になる。
エレベーターの前で順番を待ちながら介護の話をしていると、ふいにオカザキさんが「○○さんって、若いですよね。32歳でしょう?」と言い出した。
私はオノさんのこともあるのでここは慎重に33歳だと訂正をした。
オカザキさんの口調のニュアンスは「もっとおばさんだと思ったのにけっこう若いんですね」というカンジだったので、ちょっぴり凹んだ。
オカザキさんは24歳らしいのだが、その純朴そうな外見は20歳そこそこぐらいに見える。
話をするとしっかりしているので、歳相応に思えるのだが。
「オカザキさんは歳より若く見えますよねー。ところで私、何歳ぐらいに見えました?」
聞かずにはおれなかった。
せめて40代前半ぐらいまでにしてくださいと念じていると「28・9歳くらいかと思ってた。30代とは思わなかったですよ」という意外な答えが返ってきた。
なんだー。実年齢に比べて若いですねってこと?
思いきって聞いてみてよかった。
無駄に凹むとこだったよ。
それにしても28・9歳か。
自分では4・5歳は若く見えると豪語していたのに実際はそんなもんなのね・・・ん?
私は今33歳だから、それでいいのか。
4・5歳若く見えているという計算はぴったり合っていたのである。
そうか、私って4・5歳ばかり若く見えたところで30前の崖っぷちなのね。
おばさんに見られたと思ったさっきよりも、そのことに気付いた今の方がかえって凹んでしまった私であった。

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