佐和にメールを送った直後、みかん。さんがやってきた。
年より若く見えるという情報を得ていたが、次元が違う。
これを若いという言葉で括ってもいいのか?
33歳なのに、15歳ぐらいにしか見えない。
かなり驚き。
そのうちに佐和が来て、しばらくあとにちえこさんがやってきて私の隣りに座った。
やっぱり私が思っていた人物であったが、佐和が特に紹介してくれなかったので私もあえて名乗り出なかった。
そのうち福田さんのSOY SOURCE MUSICA のライヴをへて、ピンクブルータス。
いつものようにインザムードのメロディに乗ってメンバー登場。
ピンクブルータスのライヴではいつも「こんばんはー!ピンクブルータスでーす」と挨拶したあと、涼太くんがその日の出演アーティストを紹介し拍手を促す。
今日も「先ほど素晴らしい演奏を見せてくれたSOY SOURCE MUSICA のみなさんに大きな拍手を!×××それからこのあと素晴らしい演奏を見せてくれるMOONEYさんとTOKUさんに大きな拍手を!」とやっていた。
私はこういうのがとても好き。
対バンの演奏がホントに素晴らしかったらそれはそれでHAPPYだし、たまに自分の好みに合わなかったり、私としてはいいカンジに思えてもなんとなく盛り上がらなかったバンドに対してもなんとなく救われたような気持ちになる。
涼太くんはこのあとやるMOONEYさんのことが大好きなようで、MOONEYさんのほうもピンクブルータスのメンバーのことをとてもかわいがってくれているようだ。
だから私も今日のライヴをとても楽しみにしていたのだが、私のMOONEYさんに対する第一印象は「すごくやさしそうなおっさん」であった。
しかしひとたび歌い始めると、やっぱり予想通り私はやられた。
このおっさんカッコイイ・・・。
ピンクブルータスのメンバーも前に出てきて、床に直に座ってMOONEYさんのライヴを観ていた。
MOONEYさんをじっと見つめる涼太くんの横顔は、薄明かりの中でまるで少年のようであった。
ライヴが終わり、私とビキは直ちにガセった。
お好み焼きと焼き飯を注文し、お好み焼きが焼き上がり、焼き飯が届けられたその絶妙のタイミングで、サザンクロス打ち上げ御一行様がどやどやと店内に入ってきた。
ピンクブルータス、MOONEYさん、TOKUさん、福田さん、インゲン、サザンクロスの中村先生、ちえこちゃん、元同級生の岩崎くんなどなどといった面々である。
私たちが焼き飯をさあ食べましょうというとき、私の隣りに一人の男がやって来た。
「米が食べたい」と言うので「じゃあどうぞ」とすすめながらも私はとても警戒していた。
なぜならその男はさっきライヴ中に立ちあがってステージ前に歩み寄りMOONEYさんに自らのイチモツを見せつけていたからであった。
しかしそのイチモツ男(キクさんというらしい)もあながち悪い人ではなく、イチモツを見せるのはそのミュージシャンに対するリスペクトの表れで、しょっちゅう見せつけているようである。
しかし場所を選ばないと捕まってしまうので本当に気をつけてほしいと思う。
ステージを降りたMOONEYさんは私の第一印象通りとてもやさしいおっさんで、うれしくなった私はついつい飲みすぎてしまったのであった。

コメント