9/3 SAKUダウン

2002年9月16日
朝になっても熱は上がる一方であった。
それでも今日は大阪に行かねばならぬ!
家を出るときの体温は38,6℃。
しかし熱は高いが昨日の夜より調子そのものはかなりよい。
イチコにかなり心配されつつも、私は大阪へと向かった。
風邪ぐらい、MONKYとコーくんに逢えば治る治る。
しかし、新幹線の中で、私の体調はかなり悪化した。
座っているのがやっとである。
ようやく新大阪に着き、午後3時に命からがらホテルにチェックイン。
それから7時前まで、ひたすらホテルのベッドの中で唸っていた。
私は何しに大阪に来たんだよ。
いっそもう行くまいかと思ったが、それでも7時前に起き出し、それでもなんとか化粧を施す。
しかし、もちろん化粧ノリも最悪で、がさがさボロボロであった。
MONKYとコーくんに逢えば治る。
きっと治る。
以前、年末年始の激務に耐えた正月明け最初の休みにブラックボトムを観に大阪に行き、昼間はずっとゲロゲロ吐いたり、公園のベンチに横たわって、まるでホームレス一日目のようだった私が、ブラックボトムに逢うなりいきなり治ったのだ。
そんな過信もあり、私はロイホに行く決意をした。
今日はコーくんアルバムも作ってきているから、それも渡さねばならぬ!
ロイヤルホースはホテルの真裏に位置しているのだが、ものすごく遠く感じた。
コーくんやMONKYがいるのが見えるが、声もかけられない。
ムッチィーさんやモリモリちゃん、ふくっちょさんがいろいろいい写真をくれたり、ものすごく久々に逢ったタエちゃんと話したいこともいっぱいあったのに、私はまったくダメダメであった。
1stが始まる前からすでにぐったりしていた私は、1stが始まると「早く終わってほしい」という気持ちでいっぱいになった。
私がブラックボトム関連のライヴで「早く終わってほしい」と願ったのは初めてのことであった。
MONKYを見てもコーくんを見ても、私の体調は絶不調のままであった。
座っているのも苦しい。
とりあえず1stが終わったら帰ろう。
最後のほうはホントに苦しかったので、ジャズを楽しむどころか、数を数えたりして気を紛らせたほどである。
1stが終わって友達にさらっと挨拶をして、コーくんにアルバムを持って行った。
コーくんはたぶん「SAKUちゃん、髪切ってんなあ」とか、そんなことを言ってくれたと思うのだが、私はまったく余裕がなく、用意していた「熱があって具合が悪いので帰ります」という言葉のみを繰り返した。
コーくんは非常に驚いて、どうやって帰るの?タクシー呼んだほうがええんちゃう?」とジェントルな心配をしてくれた。
すぐ裏のホテルだからそれには及ばないということを告げ、這うようにしてホテルに戻った。
あー!この私ともあろう者が途中退場とは・・・。
私も落ちたものね・・・。

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