今日は日仏学院の学祭。
ビキと2人、飯田橋の駅で降りて、心に焼き付けていた地図通りに進んでいくと、坂の上からANTONさん、王子さん、SASAさんが下りてくるところであった。
「あー!こんにちは」
みんなが下りてきた、その坂の途中に日仏学院はあった。
思った以上に相当小ぢんまりした学校である。
学園祭らしさは一切感じられない。
ナツコちゃんはブラックボトムの学祭は初めてだから楽しみだと言っていたが、多分学祭気分は味わえぬまま終わると思われる。
校内に入ってみると、他のメンバーが。
一番に手前にいたのがIGGYだったので、足は止まってしまったが、手はものすごい勢いで左右に動いていた。
そんな私の姿を知ってか知らずか、IGGYはシラーっとしたカンジである。
それでもしつこく振りつづけていると、ようやく手を振り返してくれた。
そのときのシャイな様子があまりにもかわいかったのでまた騙されかかってしまった。
何をもって騙されたとするかはまた難しい話なのだが。
その後IGGYに今日の予定を聞き、まだ時間があるので駅前に虫除けスプレーを買いに出かけた。
夕方に中庭でライヴをやるらしいのだ。
これでは蚊に刺してくれと言っているようなものではないか。
絶対に虫除けせねば。
そして駅前でナツヒロコンビと合流し、学院に戻っていると、坂の途中で誰かに会釈をされた。
誰??????
ナツヒロコンビ曰く、ブラックボトムのファンの人らしい。
私はあんまり人の顔を覚えないほうなので、、ワタシ的には「はじめまして」の人であったが、最近よく見る人だと言っていた。
みんなの腕や足に虫除けスプレーを噴射し、いざ中庭に。パラソルを立てたテーブルが何個か置いてある。
私たちは真正面の一番前のテーブルに陣取った。
そこにさっき会釈をした人(名前を知らないので、仮にMさんとする)が現れて、相席になった。
私はナツヒロコンビに昨日のライヴの様子や、ブルーノートの話などを披露していた。
「昨日ね―、トオルがカッコよかったー。出ると思ってなかったから・・・」などと話していると、Mさんが「トオルって誰ですか?」と聞いてきた。
「武内享ですよ。元チェッカーズの」
「えっ!あのもしかしてSAKUちゃんですか?」
おう、なんだ。読者さんであらせられましたか。
Mさんは私の名前を知っていたが、自分の名前を教えてくれなかったので、今こんな仮のイニシャルによる呼ばれ方をしているのだ。
そのうちメンバーが現れ、さあ、いよいよライヴが始まるぞというときになって、SASAさんが私にフライヤを配れと言ってきた。
えー、もうライヴ始まるのに・・・。
と思ったが、そこはブラックボトムのためである。
集まっているお客さんに、SPIRALとイベントのフライヤを配って回った。
みんな快く受け取ってくれたし、中には自ら「くださーい」と取りに来てくれる人もいて、かなりスムーズに配っていったのだが、配り終えて自分の席に戻ったときにはもう最後の曲であった。
とほ。

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