6／12　私にも　名前を聞いて　上田さん

ライヴ後のお楽しみはCDサイン会である。
みんなCDを手にうれしそうにメンバーたちのいるテーブルへと向っていく。
しかし、呆れるぐらい何回も化粧直しをするめぐとharuchanが今日8回目ぐらいの化粧直しにトイレに行ったきり戻ってこない。
早くしないともう人もまばらである。
「ちょっと！はよせんとサイン会終わるよ！」
私はまたもややり手ババアと化し、3人を促してメンバーのテーブルへ。
メンバーが次々とサインをしていき、最後に御大上田さん。
めぐもharuchanも上田さんに名前を聞かれ、書いてもらっている。
私のCDはちょうどIGGYの手に渡っているところで、IGGYに「SAKUちゃんへって書いて」と、今まさに言わんとしていた私は思わず言葉を飲みこんだ。
危ない危ない。
そして、私のCDが上田さんの手に渡り、上田さんはさらさらとサインをした。
あら？
名前を聞いてくれないの？
やや寂しい気持ちで上田さんからCDを受け取った。
そして次の石川に上田さんは言った。
「お名前は？」
えー！なんでー！？
「なんで私だけ名前聞いてくれんのー！！」
思わずそうもらすとYASSYに聞かれ笑われた。
いやいや、笑い事ではなく。
他の3人と私の違いと言えば、私だけCD本体にサインしてもらったということなのだが、それとなんか関係があるのだろうか？
確かにあまり余分なスペースはなかったが・・・。
でもまあそれなりに満足し、楽屋に引き上げていくメンバーに「ありがとうございましたー」と言いながら見送っていたその時、私はあることに気付いた。
「あっ！写真とってもらわんにゃー！！」
あんまり気が動転したため、取り繕うことができず、あまりにも生な宇部弁を大声で披露してしまった。
コーくんがそれを聞きつけ、「写真とらんにゃー」と復唱したのが悲しかった。
しかし、かなり正確な発音であった。
YASSYがみんなを呼び戻してくれて、全員で記念写真。
ぞろぞろとみんなが並びIGGYが私の斜め前あたりにやってきた。
さあ、撮りましょうというときになって、本人的には全く無意識の行為だったようだが、めぐがサッとIGGYの隣りに！
「ちょっとアンタ！誰の隣りなん！」と後ろからめぐを蹴り上げた。
果たして私の隣りには誰がいたのだろう。
現像に出すのが楽しみである。