想夫恋は久留米に限る

今日から2泊3日の久留米ツアー。
博多駅でユキちゃんと待ち合わせ、快速列車で久留米へ向かう。
ユキちゃんは「久留米に行ったら想夫恋（焼きそば屋）と、大龍（ラーメン屋）には絶対に行きたい！」という地味な夢を熱く語った。
私も久留米にはちょこちょこ行っているが、最近は行ってもただ恵美子ママに逢って帰るだけだったりするので、ひさびさにそんな久留米らしいことができるのかと思い胸が踊った。
JR久留米駅の孔雀を久々に見て、バスで西鉄久留米駅へ。
10時過ぎぐらいに西鉄久留米に着いたものの「どうする？」というカンジである。
恵美子ママに逢うのは明日の予定だが、着いたらTELするように言われていた。
しかし、恵美子ママはその名の通り「ママ」なので10時にTELされてもたまらんだろう。
せめて正午を過ぎなくては。
そこでぶらりとクロベエの家まで歩いてってみる。
とりあえず、私が以前車で通りかかってちらりと見て言った「今、家をやり直してたの、クロベエんちじゃなかった？」というのはガセであることが判明した。
申し訳ない。
その後私たちは想夫恋に行った。
今日の昼ご飯を大龍にするか、想夫恋にするか10秒程度迷ったが、考えてみれば私もユキちゃんも大龍には恵美子ママに車で連れて行ってもらったことしかなく、行き方がわからないのであった。
このまえ渋谷の想夫恋に行って「ちょっと味が違うけどこんなもんかな」と思った私たちだったが、いやいや。
麺をたたみいわしのように薄く延ばしてパリパリに焼いている様子を見て、「そうそう、これこれ！」とうなずいた私とユキちゃんであった。
やっぱり全然違う。
おいしい。
その後あてもなく一番街をぶらついているときに、美幸ちゃんから伊藤俊人の訃報を伝えるメールが届き、フミヤがデザインしたカッピースタンプの、カッパのカッピーの大きい看板の前で呆然とした。
三谷幸喜夫妻ファンの私は伊藤俊人にも愛着を抱いていたし、最近バラエティーで見せる素のキャラクターもとても好きであった。
私はカッピーの前で伊藤さんの冥福を祈った。
この前さんま御殿に出てたのに・・・。

その後お茶屋さんの店先で、お茶の試飲をいただきながら、お茶屋のおばさんに「どこに行ったらいいですかねえ？」と甘えてみた。
「久留米は何にもないから、柳川にでも行って川くだりをしたら？」ということであった。
ふーむ・・・。
確かに柳川など西鉄特急でビュッと行ける。
以前に会社の旅行で行って楽しかった。
でも、せっかく久留米に来ているのになんでわざわざ柳川なん？というところが我々の最大のネックなのであった。
その後、恵美子ママにTELしそのことを話すと「そうね。柳川近いし、いいんじゃない？」と言われ、「はあ・・・。まあ、ねえ・・・」と、行く行かないの明言は避け、「ではまた明日」とTELを切った。
結局私たちは水天宮に行こうと西鉄バスセンターへ。
バスを待ちながら、ユキちゃんの見ている久留米観光マップを覗き見ていた私はふとひらめいた。
そうだ！あそこに行こう！