我が家の母の日

2002年5月15日
今日は我が家の遅い母の日であった。
私からのプレゼントは12日に既に渡していたのだが、今日明日の2日間は美幸ちゃんからの母の日プレゼント旅行だったのだ。
なぜこの日かというと、この2日間はイチコが辞めた会社の社員旅行の日なのである。
去年までイチコは年に一度のこの社員旅行をそれはそれは楽しみにしていた。
毎年だいたい2月ぐらいから指折り数えて待っていた。
今年からいきなりなんもなしでは気の毒である。
美幸ちゃんは毎年社員旅行には行かないので、それならば今年はイチコをどこかに連れて行こうということになったのだ。
それだからこそ、おとといの小倉はイチコには遠慮してほしかったのだが、まあよい。
この私たちからの申し出はイチコをおおいに喜ばせ、私も1ヶ月以上前から慎重に候補地を選定していた。
イチコが疲れるのでわりかし近場で、できれば車で行けるところ。
観光もできて、のんびりもできるところ。
街自体がこぢんまりしていてじっくり見てまわれるところ。
そんな点を考慮して門司港ホテルに泊まり、門司港レトロ散策をすることに決めた。
イチコは門司港レトロの何たるかもわからないまま、非常に楽しみにしており、元勤務先に行っては「ちょうど旅行の日に娘らが門司港レトロに一泊で連れて行ってくれるっていうからー。うん。(だから私は別に寂しくないのよ)」などと聞かれてもないのに言っていた。
そんなこんなで、今朝10時頃に家を出発したのだが、今日は朝からあいにくの雨。
しかもなまじの雨ではない。暴風雨なのだ。
イチコはものすごい雨嫌いなので「あー、雨やねー。やまんかね―。好かんねー」とずっと言っている。
それ以上言ったら怒るよ、ということを態度で示しつつ、因縁の関門トンネルへ。
私もいらぬケンカの種はまかないように、暴風雨の中窓全開で料金を払う。
今日の料金係の人はわりかし若くてカンジのいい人だった。
トンネルを抜けるとすぐに門司港である。

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