ボトル2本とチョコレート

博多2日目。
美幸ちゃんが本屋巡りをする間、私はCDショップ巡り。
BEGINのアルバム「MUSIC　FROM　B．Y．G」とマキシシングル「ボトル2本とチョコレート」を購入した。
「MUSIC〜」はBYGで録った音源が収録されており1曲目（これだけBYG録りではない）に「ボトル2本と〜」が入っている。
が、あえて2枚とも買った。
この、「ボトル2本とチョコレート」という曲はBEGINと、BEGINの3人の母校の石垣第二中学校のブラスバンドの生徒たちによってレコーディングされたものである。
石垣第二中学校は、マーチングで2回日本一になっている名門校で、ウィーンに招待されたらしいのだが事情(たぶん金銭的）があり断念せざるをえなかったらしいのだ。
その話を聞きつけたBEGINが、それなら一緒にレコーディングしようともちかけ、IGGYがブラスアレンジを担当しこのCDができたのである。
この曲はVo．の比嘉さんが去年亡くなった同級生のために書いた曲だと確かIGGYがなんかで言っていたと思う。
IGGYファンの私にとっては、このエピソードだけでもかなりグッとくる話である。
事実この話を聞いたとき私はやや凹んだほどだ。
このしっかりと地に足がついたIGGYに対して自分はどうかと思ってしまったからである。
まあ、そんなふうに、満を持して聴いたこの曲は、やはりとてもすばらしかったのだ。
大人になると(32歳にもなってなんだが、私はいまだに自分は半分子供だと思っている)いろいろと大変なことも多いけど、でも大人ならではの楽しいこともいっぱいあるし、大事なものも増えるから、だから明日も頑張ろうじゃないかと、そんな風に思える曲である。
イチコも、耳になじむ覚えやすいこの曲を気に入ったようで、「この曲は誰の曲？」と聞いてきた。
私がこの曲の由縁を話し、くり返し聴いているとイチコも調子っぱずれに歌い出した。
しかし、なぜかイチコが歌うと三好鉄生？の「涙をふいて」のようになってしまい、トホホなのである。