3/18 解散旅行 泣くようぐいす
2002年3月29日昨日は博多で面接試験かと思えば、今日からは1泊2日の解散旅行である。
失業者にあるまじき遊びっぷりである。
解散旅行とはいったい何か。
元職場の同じ売り場で働いていた有志4人(ゼンポさん、オモトさん、マツダさん、SAKU)による「今までお疲れさん。そしてこれからそれぞれ自分の道を頑張って歩んでいきましょう」という気持ちにかこつけたお遊び温泉旅行である。
気の毒だが横暴にはトップシークレットである。
昨日の面接で横暴に会ったときもそんなことはおくびにも出さなかった。
でかした。SAKU!
今回の旅のテーマは「我が県、山口を知る」である。
本当は別府に行きたかったのだが、パックツアーの人数が集まらなかったため、急遽、手近で済ますことになったのだ。
車で1時間程度の湯田温泉の某ホテルが今日の私たちの宿である。
まず瑠璃光寺。
五重塔を見たり、草木マニアのゼンポさんから、木の1本1本の解説を受けたりして楽しんだ。古墳群を通り抜けると、お待ちかね(と言うか私だけが異常に待ちかねていたのだが)、うぐいす張りの石畳である。
私がかつて経験したうぐいす張りというのは、板の間を歩くと、きゅっきゅきゅっきゅと音が鳴るという類のものである。
しかしここは石畳。
ホントにそんな音が鳴るのだろうか?
私はことさらバッタバッタと力いっぱい踏みしめてみたが、ドタドタ音がするだけである。
よく説明を読んでみると、歩くのではなく手を打つと共鳴するらしい。
なーんだそうかと4人でパンパンやるが、各々の打った手の音が虚しく響くだけである。
私はたいへんがっがりし、急速にうぐいす張りへの興味を失っていった。
そのとき、すれ違ったおっさん(自分の母親と思われるおばあさんを連れていた)が、おばあさんに説明しながら手を打つと「ケキュ、ケキュ」とホントにうぐいすが鳴いたかのように共鳴したのである。
私は驚き「今、どねえやっちゃったんです(どのようにされたのですか)?」とおっさんに食らいついた。
その口調のおばさんくささは、言った本人ですらかなり驚いた。
おとなしそうなそのおっさんは完全に引きながらも「いや・・・ただ手を叩いただけ・・・」とぼそぼそと教えてくれた。
わかった。
私たちは向きが反対だったのだ。
私たちが今下りてきた石段から音が跳ね返ってきているのだ。
石段に背を向けていくら叩いたってうぐいすが鳴いてくれるはずがない。
石段に向かって手を打つ。
「ケキュ、ケキュ」
私たちは非常にウケ、バカみたいに手を叩いた。
ときどきうぐいすに対してフェイントをかける意味で、わざと変なリズムで叩いたり、ものすごく唐突にパンと叩いてみたりもしたのだが、うぐいすのヤツ、よく聞いてやがる。
ぜんぜん引っかからずに、叩いたとおり忠実に「ケキュ」と鳴いてくれるのだ。
ああ、愉快愉快。
ただ、うぐいすの方はさぞかし「しつこいんじゃ、ボケ!ちょっとは休ませい」と思っていたことだろう。
さあ、次はサビエル記念聖堂へ行ってみよっ!
失業者にあるまじき遊びっぷりである。
解散旅行とはいったい何か。
元職場の同じ売り場で働いていた有志4人(ゼンポさん、オモトさん、マツダさん、SAKU)による「今までお疲れさん。そしてこれからそれぞれ自分の道を頑張って歩んでいきましょう」という気持ちにかこつけたお遊び温泉旅行である。
気の毒だが横暴にはトップシークレットである。
昨日の面接で横暴に会ったときもそんなことはおくびにも出さなかった。
でかした。SAKU!
今回の旅のテーマは「我が県、山口を知る」である。
本当は別府に行きたかったのだが、パックツアーの人数が集まらなかったため、急遽、手近で済ますことになったのだ。
車で1時間程度の湯田温泉の某ホテルが今日の私たちの宿である。
まず瑠璃光寺。
五重塔を見たり、草木マニアのゼンポさんから、木の1本1本の解説を受けたりして楽しんだ。古墳群を通り抜けると、お待ちかね(と言うか私だけが異常に待ちかねていたのだが)、うぐいす張りの石畳である。
私がかつて経験したうぐいす張りというのは、板の間を歩くと、きゅっきゅきゅっきゅと音が鳴るという類のものである。
しかしここは石畳。
ホントにそんな音が鳴るのだろうか?
私はことさらバッタバッタと力いっぱい踏みしめてみたが、ドタドタ音がするだけである。
よく説明を読んでみると、歩くのではなく手を打つと共鳴するらしい。
なーんだそうかと4人でパンパンやるが、各々の打った手の音が虚しく響くだけである。
私はたいへんがっがりし、急速にうぐいす張りへの興味を失っていった。
そのとき、すれ違ったおっさん(自分の母親と思われるおばあさんを連れていた)が、おばあさんに説明しながら手を打つと「ケキュ、ケキュ」とホントにうぐいすが鳴いたかのように共鳴したのである。
私は驚き「今、どねえやっちゃったんです(どのようにされたのですか)?」とおっさんに食らいついた。
その口調のおばさんくささは、言った本人ですらかなり驚いた。
おとなしそうなそのおっさんは完全に引きながらも「いや・・・ただ手を叩いただけ・・・」とぼそぼそと教えてくれた。
わかった。
私たちは向きが反対だったのだ。
私たちが今下りてきた石段から音が跳ね返ってきているのだ。
石段に背を向けていくら叩いたってうぐいすが鳴いてくれるはずがない。
石段に向かって手を打つ。
「ケキュ、ケキュ」
私たちは非常にウケ、バカみたいに手を叩いた。
ときどきうぐいすに対してフェイントをかける意味で、わざと変なリズムで叩いたり、ものすごく唐突にパンと叩いてみたりもしたのだが、うぐいすのヤツ、よく聞いてやがる。
ぜんぜん引っかからずに、叩いたとおり忠実に「ケキュ」と鳴いてくれるのだ。
ああ、愉快愉快。
ただ、うぐいすの方はさぞかし「しつこいんじゃ、ボケ!ちょっとは休ませい」と思っていたことだろう。
さあ、次はサビエル記念聖堂へ行ってみよっ!
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