3／15ケミストリー＠東京―♪時間を止める魔法は〜―

ライヴにおけるトオルの見せ場が、一つ一つ終わっていく。
これからも、逢いたい気持ちがある限り何度でもトオルには逢えるだろうけど、この構成でのトオルはもう見れない。
私はトオルの動きの一つ一つを心に焼き付けていた。
そして最大の見せ場、トオルのギターソロである。
たまらんのですよ。
まず、ギャギャ―ンとかき鳴らしながら前に出てきて、それからステージの右に来てひとしきり弾く。目論見どおり私の真ん前であった。
もう私はキレキレである。
何がなんだかわからんがとにかくただひたすら「トオル！」と叫び暴れる肉塊であった。
気付けばなっちゃんも私の真後ろまでせり出てきていた。
2人して叫びまくる。
左側の方に去り際に、トオルがチラッとこちらに一瞥をくれた。
きゃー！
私はその視線にやられ、しばらくバーに持たれてぐったりとしていた。
すると、警備員が、私が具合が悪くなったと思ったのか近寄ってきたので、私は慌ててキャーキャー叫びながら跳躍し、健康をアピールした。
いよいよフィナーレだというのにつれて行かれちゃたまらんっちゅうのだ。

アンコールにて朗報。
8月にセカンドツアーが決定したそうである。
やった―！すぐめぐに報告せねば。
トオルが出たら全国回るぞ！
出なかったとしても近隣1・2ヶ所は行こう。
そのときはまた、更に成長した姿を見せてくれよ、ケミストリー。
本人たちも「これからもっともっと頑張る」と言っていた。
本当に初々しく、このツアーで自分たちを応援してくれる全国のファンを目の当たりにしたためか、ホントに心からファンに感謝している気持ちがこちらに伝わってきた。
最後に出演者全員が横一列になって、手をつなぎバンザイ三唱をした。
大阪ではやってなかったと思うが、福岡でやったときも、昨日も、トオルは真ん中あたりにいた。
しかし今日は向かって右端の方にやってきた。
トオルの立ち位置は私の真ん前であった。
たまたまかもしれないが、私はうれしかった。
一緒にバンザイしながら、時が止まってくれたら・・・と、ライヴの終わりに決まって思うことを今日もまた思っていた。
ステージを去る、トオルの後ろ姿を見送る私の心の中にはこの曲が流れていた。
♪時間を止める魔法は　僕にはなかったみたい・・・
この曲のタイトルなんだったっけ。
最後まで覚えられなかったなあと思いながら。