会社説明会?

2002年3月13日
1週間ぐらい前に元勤務先より封書が届いた。
再雇用に向けての会社説明会の案内である。
うちの会社の閉店した店の何店舗かをA社が買ってくれるようで、そのA社への再雇用を希望する人、興味のある人は3月13日に博多である会社説明会に行けば?というお知らせであった。
「はぁー!?」である。
私はその封書を受け取った日の朝にJTBで、13日の夕方にこっちを出て、14日の朝に東京に着く夜行バスのチケットを取ってきたばかりであった。
14・15日がケミストリー@zepp東京なのだ。
正直言って、私は再雇用を受けたくない。
もう客商売はこりごりだと言うのもあるし、A社に再雇用されたとしても、私を定年まで正社員で雇い続けてくれるとはとても思えない。
それならば今、新しい道を見つけた方がよいのではないか。
いっそ行くまいかとも思ったが、不景気で、ホントに仕事がないという話をよく聞くし(私はまだ仕事を探すモードに入ってないからイマイチピンとこないのだ)、イチコも定年退職してしまった今、再雇用が一番手っ取り早く、手堅いのかなとも思える。
やっぱり、一応話を聞くぐらいは聞いたほうがいいかもしれない。
私はしぶしぶ夜行バスのチケットを「博多→新宿」に変更してもらいに行った。
しかし行くなら行くで問題はまだ山積みである。
まず服装。
リクルートっぽい格好で行くべきなのだろうか?
私はリクルートスーツや、それに順ずる服装を持っていない。
高校卒業してからずっとひとつの職場で働いていたのだ。
高校の時の就職活動は全て高校の制服で行ったため、そんなものは必要なかったのである。
まあ、なけりゃ買えばいいのだが、私はそのまま東京に行くのだ。
東京には3日間滞在するためただでさえ荷物が多く、これ以上荷物を増やしたくない。
働きたいかどうかもわからない会社の、しかも面接ではなく単なる説明会である。
人もいっぱいいるし、別にそこまで改まらなくってもいいではないか。
私は東京に遊びに行く、普段着のままで説明会に行くことに決めた。
髪はさすがに、このキンキンのままではまずいであろう。
よし、スプレーで一時的に黒くして、夜行バスに乗る前に博多でお風呂屋さんに行こう。
爪は・・・、別にそこまで細かく見りゃしないから大丈夫だろう。
ネイルアートしたままでいいや。
ということで、今日私はそういういでたちでA社の会社説明会にやってきたのである。

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