認定日

2002年3月11日
今日は職安の初回認定日であった。
さあさあ、さっさと認定受けて帰りますよと思っていたら、認定の前に2回の会議室に行くよう言われる。
あら?なんで?
先日うちの会社を解雇になった人を対象に行われた説明会で、説明漏れがあったため補足説明が行われるらしい。
その説明とは、再就職手当てについてのことであった。
一応、うちの会社は、対外的にはいったん全店休業し営業再開した暁には再雇用、または個々の店舗がよその会社に譲渡された場合は、その譲渡先に再雇用を依頼するというふれこみになっている。
善意のお客様方は「どうせまたすぐ開くんやろ?早く再開してくれんと不便でかなわん」などと解釈してくださっているようだが、内情を知っている者にとっては自主再開はありえないことはあきらかなので、譲渡先での再雇用に期待をつなぐのみである。
その場合、職安サイドで論点となるのは「いったん解雇された会社、またはその譲渡先からの再雇用は、再就職手当ての支給対象になるか」ということであった。
一定以上の支給期間を残して再就職すると残りの失業保険の何割かを再就職手当てとしてもらえるのだ。
確かに再雇用を受けて再就職手当てまでもらうのはムシがよすぎる気もする。
その場合は私ならばもらわなくてもいいかなと思う。
が、この件に関しては各地方自治体の職安が話し合って統一させなくてはいけない問題である。
同じ会社を解雇になって同じ待遇を受けたのに、山口ではもらえて福岡ではもらえなかったということになってはまずいであろう。
そして結論はまだでていないそうである。
そして今日認定を受けて、失業保険を一日分でももらってしまうと、再雇用を受けても、今までの会社で掛けてきた期間は全てチャラになってしまいゼロからのスタートということなのだ。
それで再就職手当てが出ればあきらめもつくだろうが、出ない可能性もあるので再雇用を視野に入れている人はもしかするとその辺があきらかになるまで認定を受けずにいる方がいいかも・・・という説明であった。
実際認定を見送った人も多かったが、私はもらった。
こちとら日銭に事欠いているのである。
そんな将来のことまで考えちゃいられない。
それに最低半年働けばまた受給資格が得られるのだ。
私の性格から言っていったん就職したところを半年以内で辞めるなんてことは解雇でもされない限りないであろう。
そう考えて私はさわやかに認定を受けた。
やっと明日とりあえずのお金が手に入る。

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