私の町にジャイアンツ―なにげに追っかけ―
2002年3月6日私たちは別に「終わったら追っかけしようね」と気合いを入れていたわけではない。
それならば前の日の夜から全日空前をうろついているだろう。
車を止めさせてもらったスーパーでイチコに夜食べさせるあじのたたき丼の材料を買い、いざ全日空ホテルへ。
おー、待ってる待ってる。
私たちが行った時点で、すでに40人ぐらい待っていただろうか。
ハイハイ、皆さんご苦労さんとばかりに、遅く行ったくせに一番のベスト位置につく。
念のため言うが別に強引に行ったわけではない。
そこがたまたまあいていたのである。
け―っこう長いこと待たされ私たちはイラッとしてきた。
選手の荷物は全部積み込まれ、後は御本人さんたちの登場を待つばかりである。
そこで私はハタと気付いた。
ビキは?
ビキもかなりのジャイアンツファンなのである。
家族ぐるみでファンで、毎年宮崎キャンプを見に行っているのだから、私なんかよりよっぽどファンだろう。
私はビキに、今全日空で出待ちしていることをメールしてみた。
するとすごい勢いでビキからTELがかかってきた。
見事な食いつきである。
私はビキにすぐ全日空ホテルに来るように命じた。
ビキのTELを切ってしばらくすると、もう今にも選手たちが出てきそうな気配が色濃く立ちこめてきた。
なんと選手たちが乗るであろうバスまでやって来たではないか。
私はビキに、ホテルには来ずに空港に直行した方がよいとTELで伝えた。
TELを切るや否や選手が出てきはじめた。
最初は「誰なんだよ」的要素の強い選手ばかりであったが、だんだんスターが出てきた。
みんなそれぞれお目当ての選手に声援を送り、シャッターを切る。
お、元木。
彼は今回見直した人ナンバーワンである。
大神いずみも好きになるはずだ。
って言うか、今まで私が低く評価しすぎていたのだけど。
阿部も鼻が上を向いていてなかなかかわいらしい。
仁志がこれまたすごい私服のセンスである。
「キャー!仁志ぃー!」などと声をかけられても、シラーッと無視しているところがたまらずよろしい。
私が仁志のめちゃめちゃ大ファンなら悲しいところだが、適度のファンなのでこんな扱いで充分なのだ。
そして番長清原。
声をかけることすらはばかられるカンジである。
みんながごくりとつばを飲みこむ音とシャッターの音だけが響く・・・そんなカンジである。
指導陣も続々出てくる。
ビキの好きな篠塚(シブい)や辰徳、そしてそして斎藤マッキーも出てきた。
「サイト―さ―ん」
スーツの上からも尻の立派な様子が見て取れる。
あと残る選手は由伸だけと思いきや、ホテルマンの振る舞いは「やれやれ終わった」という終了モードである。
あれ?
どうやら由伸だけ裏から出たらしい。
なんじゃそりゃ。
おまえなんか見たないっちゅうんじゃ。
見たくて待っていたくせに私とめぐはいきなり荒れた。
そして荒れながらも走った。
選手を乗せたバスが出るのである。
だが私たちはそれをお見送りしている場合ではない。
めぐ号でビキの待つ空港に先回りするのだ。
行け―――――――――――!!!
それならば前の日の夜から全日空前をうろついているだろう。
車を止めさせてもらったスーパーでイチコに夜食べさせるあじのたたき丼の材料を買い、いざ全日空ホテルへ。
おー、待ってる待ってる。
私たちが行った時点で、すでに40人ぐらい待っていただろうか。
ハイハイ、皆さんご苦労さんとばかりに、遅く行ったくせに一番のベスト位置につく。
念のため言うが別に強引に行ったわけではない。
そこがたまたまあいていたのである。
け―っこう長いこと待たされ私たちはイラッとしてきた。
選手の荷物は全部積み込まれ、後は御本人さんたちの登場を待つばかりである。
そこで私はハタと気付いた。
ビキは?
ビキもかなりのジャイアンツファンなのである。
家族ぐるみでファンで、毎年宮崎キャンプを見に行っているのだから、私なんかよりよっぽどファンだろう。
私はビキに、今全日空で出待ちしていることをメールしてみた。
するとすごい勢いでビキからTELがかかってきた。
見事な食いつきである。
私はビキにすぐ全日空ホテルに来るように命じた。
ビキのTELを切ってしばらくすると、もう今にも選手たちが出てきそうな気配が色濃く立ちこめてきた。
なんと選手たちが乗るであろうバスまでやって来たではないか。
私はビキに、ホテルには来ずに空港に直行した方がよいとTELで伝えた。
TELを切るや否や選手が出てきはじめた。
最初は「誰なんだよ」的要素の強い選手ばかりであったが、だんだんスターが出てきた。
みんなそれぞれお目当ての選手に声援を送り、シャッターを切る。
お、元木。
彼は今回見直した人ナンバーワンである。
大神いずみも好きになるはずだ。
って言うか、今まで私が低く評価しすぎていたのだけど。
阿部も鼻が上を向いていてなかなかかわいらしい。
仁志がこれまたすごい私服のセンスである。
「キャー!仁志ぃー!」などと声をかけられても、シラーッと無視しているところがたまらずよろしい。
私が仁志のめちゃめちゃ大ファンなら悲しいところだが、適度のファンなのでこんな扱いで充分なのだ。
そして番長清原。
声をかけることすらはばかられるカンジである。
みんながごくりとつばを飲みこむ音とシャッターの音だけが響く・・・そんなカンジである。
指導陣も続々出てくる。
ビキの好きな篠塚(シブい)や辰徳、そしてそして斎藤マッキーも出てきた。
「サイト―さ―ん」
スーツの上からも尻の立派な様子が見て取れる。
あと残る選手は由伸だけと思いきや、ホテルマンの振る舞いは「やれやれ終わった」という終了モードである。
あれ?
どうやら由伸だけ裏から出たらしい。
なんじゃそりゃ。
おまえなんか見たないっちゅうんじゃ。
見たくて待っていたくせに私とめぐはいきなり荒れた。
そして荒れながらも走った。
選手を乗せたバスが出るのである。
だが私たちはそれをお見送りしている場合ではない。
めぐ号でビキの待つ空港に先回りするのだ。
行け―――――――――――!!!
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