タコの寿司屋

今日はめぐと寿司を食べに行く約束をしていたのでとても楽しみにしていた。
日記を読んでもらえばわかるようにここ数日くすぶりまくっていたのである。
そんな毎日を送っていたので、外食はとてもうれしい。
しかも、そのお寿司屋さんは回転寿司とはいえとてもおいしいのだ。
ただ、タコのようなオヤジがいて、そのタコがタメ口ならいざ知らずタメ態度をとりまくったり、勘定をのっぴきならんほど間違ったりするので注意が必要なのだ。
かつて約5割増の金額を請求されたことがある。
寿司屋で5割増とはけっこうなボりっぷりである。
そしてそのタコは店で一番の長老なのだが、男衆の中では一番の下っ端らしい。
まだまだ若僧の店長に叱られたり、バイトの女の子にすら小馬鹿にされている気配が見て取れる。
そんな中でタコは客にだけ虚勢を張ってタメ態度なのである。
タコもイヤだが若僧が年寄りを馬鹿にしているその態度もイヤで、私とめぐはいつもタコの動きに注目している。
タコが他のお客さんに邪険な態度をとると憤慨し、タコがふらりと店外に出て行くと「また大将に叱られる」と心配するのだ。
なかなか気の休まるときがないが寿司はうまい。
うますぎて終いにはネタもシャリも尽きてしまいなんにも回っていなかったほどだ。
私は概ねおなかいっぱいになっていたので問題はなかったが、もしいいものが回っていたら後5皿はいけたであろう。
勘定もタコがレジを打たなかったので間違われることもなく、タコも叱られずにすんだ。
それにしても関さばうまかった。
堪能いたしました。