のし込むぞ!横暴!

2002年1月21日
次の日、朝イチでロッカーで横暴に逢ったので「おはようございます」と挨拶をした。
やっぱ挨拶は社会生活の基本ですからね。
しかし横暴はもう私の機嫌が直ったとでも思ったようだ。
甘い!!
だいたい私はまだ横暴から商品を移動したという報告すら受けていないのだ。
私が勝手に知っただけなのである。
悪いがまだ本来怒る筋合いでもない段階なのである。
そしてその後よく調べてみると、他にもイケている商品、サイズがそろっている商品だけを選んで軒並みかっさらわれていたのだ。
許せるかボケ!
私は朝の挨拶以外はまったく横暴と目も合わせずにいた。
横暴は移動伝票を切るにあたって、私から商品の原価を聞き出さなくてはいけないため、後は原価を書き込むだけになった伝票を手に私の元にやってきた。
そして伝票を見せるともなくチラチラさせながら「スニーカーって○○部門でいいんですよねえ?」と聞いてきた。
そんなことわかりきっていることなのである。
現に横暴が手に持っている伝票にはすでに横暴本人の手によって部門名が書き込まれていた。
「そうです。それに書いてあるじゃないですか」
私は冷たく言い放った。
私のあまりの冷たさに肝心の原価を聞くこともできずに尻尾を巻いて逃げ帰った。
弱いヤツー。
横暴は私の冷ややかな態度をひしひしと感じていたようで、そうなるとなおさら「上からの指示」を強調してくるのである。
しかも私本人には言えず、オモトさんに「こっちは上からの指示でやったんだから逆恨みされてもねえ」などと言っているらしい。
逆恨みってどうよ!?
そしてオモトさんもそれをイチイチ私に言うなよ。
気ぃ悪いだけである。
私は3時になるのをひたすら待っていた。
3時になったら横暴が昼ご飯に行くので、横暴がいないうちにY鶴バイヤーにTELしてゆっくり事の顛末について聞こうと思ったのである。
Y鶴バイヤーは珍しい女性のバイヤーで、バリバリ精力的に仕事をこなすかたわら、女らしいこまやかな気配りもしてくれて、私は大好きなのである。
そして、私が横暴に酷い目に合わされることがないように心配してくれてもいるのだ。
私のほうから横暴に何か言って行くにはY鶴バイヤーに詳しい事情を聞いてからのほうがよいであろう。
そんなわけで私は歯ぎしりしたいような気持ちで3時になるのを待っていたのである。
それにしても逆恨みって・・・。
くー!!!もう!
のし込むぞ!!!

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