にやすぞ!横暴!

2002年1月19日
連休が明け、売場に出ると自分の売場ががらりと変わっていた。
ふうーむ。
実は売場が変わっていることは昨日の夜にオモトさんからメールをもらって知っていたのだ。
靴担当のS口バイヤーとはきもの担当のY鶴バイヤーが昨日来店して売場をさわっていったらしいのだ。
一番前の陳列ステージの陳列も変わっていた。
民事再生法申請以来、商品の入荷がおぼつかないのだが、それでもようやく入荷したナカノヒロミチのスニーカーをずらずらっと並べていたのだが、新入学用の陳列になっていた。
Y鶴バイヤーがやってくれたのかしら?
子供服や、子供用の傘、陳列用の桜などと一緒に子供靴がかわいらしく陳列されてあった。
しかし・・・、ここにおいてあったナカノヒロミチのスニーカーはどこに行ったのだろうか?
あとでゆっくり探すか、と思っていたらすぐにありかはわかった。
私の売場の隣りの、横暴の売場にあった。
詳しく説明すると、私ははきもの売場担当、横暴は靴売場担当なのである。
隣同士の売場で、売っているものも似通っている。
ほとんどのお客さんがひとつの売場だと思っているだろうが、靴とはきものの間には目に見えない高い垣根があるのである。
2つの売場の商品の違いを端的に言うと、靴−高い、はきもの−安い、である。
靴はハイヒールやパンプスやビジネスシューズ、今の時期ならブーツなどである。
はきものはスニーカー、おばさんつっかけ、スリッパなど、実用重視のラインナップとなっている。
横暴は概ね我が売場の商品を蔑んでいるし、私自身も自分の売場の商品はほとんど買わない。
しかし、ヤング向けのスニーカーなど若干かぶっている商品もあるのだ。
先ほども言ったように今はほとんど商品の入荷がなく、売場の棚はがらがらである。
少ない商品の中でみんな知恵を絞ってボリュームを出したり、一つ一つの商品を大切に売っているのだ。
そんな中、我がはきもの売場だけは商品がわりかしあるのだ。
Y鶴バイヤーの尽力と取引先さんの協力の賜物であろう。
一方、靴売場の棚はガラガラもいいとこであった。
特にヤングのスニーカーは売場が成り立たないほどであった。
だから、私が休んでいる隙に横暴が商品を横取りしたのである。
場所を埋めるために商品を置かせるだけならかまわないが、タグも全部付け替えているので売上まで取られてしまう。
これは・・・ちょっと許しがたい仕打ちである。
さすがに見過ごすわけにはいかない。
私は横暴との全面対決を決意した。
しかし、卑怯なことに横暴は取り逃げよろしく、今日は休みなのであった。
にやすぞ!!

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