あら?あなた方は?

2001年11月11日
私の勤め先のお客さんと、バイト先のお客さんは、けっこうな確率でかぶっている。
いつもセブンイレブンに来てくれるお客さんが勤め先に来てギョッとしたり、「アンタのことは知ってるけど、なんだかシチュエーションが違う・・・」というふうに首をひねっていたりする。
悩め悩め。
それとは逆に、こちらの方が驚かされることもわりとある。
例えば、朝いつも買い物に来るカンジの悪い女子高生が、いつも連絡ノートで名前だけ見る夕方のバイトの子だったりとか、いつも別々に来るお客さん同士が、店で会って久しぶりがっていたり。
アンタら知りあいだったのか。
毎日かなりのニアミスだったのに、今まで会わなかったというのがすごい。
今日も私は驚かされた。
売場でハンカチを見ているおばさんが、毎日セブンイレブンに食パンと牛乳を買いに来てくれる人だった。
私はそのおばさんが好きなので声をかけようとした。
そして連れの人を見て驚いた。
息子さんらしきその男の人も毎日お昼のお弁当を買いに来てくれるカンジのいい男の人だったのだ。
あら?アンタたち親子だったのー。
顔はまったく似ていないがカンジのよさは似ている。
なるほど、このお母さんがこの息子さんをカンジよくしつけたんだな―と私はなんだかうれしい気がして、だからこそそのお客さんたちに声をかけるのをやめておいた。
なぜだかそのほうがいいような気がした。

コメント