勝手にオッサン
2001年11月1日今朝バイト中に私のレジに並んだオッサンが、おもむろに名札を指さしながら「○○さん(私の苗字)って・・・」と言った。
私は、ここは定石通り「それ苗字?」とくると思い「はい、そうですよ」と答えるべく、口を「は」の形に持っていこうとしていた。
しかし、その推定42歳のスーツ姿のオッサンの口から続いた言葉は「○○△△さん(私の姓名)?」であった。
「はい、そうです」反射的に答えたものの、考えていた質問とは違っていたが、結果的にはその問いについてもこの答えは有効であった。
しかしなんでこのオッサンは私のフルネームを知っているのであろうか。
学校の恩師?でも心当たりはない。
オッサンは自分の苗字を名乗ったが、その名前の先生は中学校のときいた。
でも顔が全然違う。
年齢的にはそんなもんであろうが・・・。
私が不審そうな顔をしていたからか、そのオッサンは自らのフルネームを私に明かした。
なんと彼は私の小中学校の同級生、井上くん(仮名)であった。
井上は私に「えらい肥えちゃったね」と言った。
うう・・・その「肥える」という表現もまたオッサンくさい。
悪気が全くなくこういうことを言うのもまたオッサンの特徴である。
それにしても太ってからの私を知らないとは、それはそれは相当の久々っぷりだなぁと感心する反面、頭の半分ではやはりカチンときていた。
「アンタだってオッサンになったじゃん!」と言ってやりたいとこなのだが、私の目の前のこのオッサンにそんな失礼なこととても言えない。
それほど井上には貫禄があった。
子供時代のように「イノウエ」と呼び捨てにすることさえはばかられるカンジである。
なにしろ確実に同僚ではなく上司の趣なのだ。
しかも部長クラスの、人望厚いよい上司なカンジである。
私は井上にどう接していいかわからず「ええ、そうなんですー」とか言いながら曖昧に笑っていた。
以前にも会社に、同級生がクールファイブの宮本さんのような容貌になって現れ驚いたが(しかも当時はまだ20代だった)、そんなものすごく特殊な例よりも、井上の「普通にオッサン」なカンジのほうがなんだかしみじみとくるものがあった。
同級生なのに、勝手にオッサンになるなよなー。
私は、ここは定石通り「それ苗字?」とくると思い「はい、そうですよ」と答えるべく、口を「は」の形に持っていこうとしていた。
しかし、その推定42歳のスーツ姿のオッサンの口から続いた言葉は「○○△△さん(私の姓名)?」であった。
「はい、そうです」反射的に答えたものの、考えていた質問とは違っていたが、結果的にはその問いについてもこの答えは有効であった。
しかしなんでこのオッサンは私のフルネームを知っているのであろうか。
学校の恩師?でも心当たりはない。
オッサンは自分の苗字を名乗ったが、その名前の先生は中学校のときいた。
でも顔が全然違う。
年齢的にはそんなもんであろうが・・・。
私が不審そうな顔をしていたからか、そのオッサンは自らのフルネームを私に明かした。
なんと彼は私の小中学校の同級生、井上くん(仮名)であった。
井上は私に「えらい肥えちゃったね」と言った。
うう・・・その「肥える」という表現もまたオッサンくさい。
悪気が全くなくこういうことを言うのもまたオッサンの特徴である。
それにしても太ってからの私を知らないとは、それはそれは相当の久々っぷりだなぁと感心する反面、頭の半分ではやはりカチンときていた。
「アンタだってオッサンになったじゃん!」と言ってやりたいとこなのだが、私の目の前のこのオッサンにそんな失礼なこととても言えない。
それほど井上には貫禄があった。
子供時代のように「イノウエ」と呼び捨てにすることさえはばかられるカンジである。
なにしろ確実に同僚ではなく上司の趣なのだ。
しかも部長クラスの、人望厚いよい上司なカンジである。
私は井上にどう接していいかわからず「ええ、そうなんですー」とか言いながら曖昧に笑っていた。
以前にも会社に、同級生がクールファイブの宮本さんのような容貌になって現れ驚いたが(しかも当時はまだ20代だった)、そんなものすごく特殊な例よりも、井上の「普通にオッサン」なカンジのほうがなんだかしみじみとくるものがあった。
同級生なのに、勝手にオッサンになるなよなー。
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