信人。
2001年10月11日明日からいよいよ沖縄である。
BBBBSASAHHTSツアーというツアーで行くのだ。
SASAさん主催の「BBBBとhhts(ホットヒップトランポリンスクール)と一緒に沖縄に行こう」という胸踊るツアーである。
胸踊るのはいいが、大阪発着と東京発着しか選択肢がなく、SASAさんに「福岡発着も作ってぇー」と甘えてみたが相手にされず、私とビキは今夜の夜行バスでいったん大阪に行き、大阪から沖縄に飛ぶという道を余儀なくされたのである。
ブラックボトムのメンバーも大阪チームと東京チームに分かれ(トランポリンは大阪から)、IGGYは東京チームと聞いていたので、「ここはいっちょ東京までいったろかいっ!!」と自らの男前ぶりをアピールしそうになったが、ビキの好きな王子さんは大阪チームなのに、ビキにわざわざ東京まで行かせるわけにはいかないだろう。
しかも東京まで行くお金があればまた沖縄に行けるのだ。
私も冷静にならざるを得なかった。
そんなわけで私とビキは大阪行きの夜行バスに乗っていたのだが、突然ビキが思いがけないことを言い出した。
「岡本信人が山口出身って知っちょったぁ―??」
「は?」
私だけでなく、バスの乗客全員が驚いたと思う。
ある意味バスジャックである。
だが他の乗客の驚きが「なんで突然岡本信人やねん?」であると思われるのに対し、私の驚きは「うそっ!信人、山口出身なん?知らんかったー。マジマジ?」である。
岡本信人は、私が子供の頃からずっと、橋田ドラマに「いい人だけどうだつが上がらぬ」くん的役割で出演していた。
ずっとだ。
信人自身が年をとろうが、主人公が世代交替しようが、信人の役はずっと同じ。
水木しげるのマンガに出てくる「アゴなしメガネ男」のようなカンジで、私は幼い頃からずっと信人に注目していたのである。
それだけに私が高校生ぐらいの頃、2時間ドラマにレイプ犯の役で出てきたのを見たときはいつまでもイヤな気持ちが続いたものである。
よく味のある俳優が亡くなったとき「名バイプレーヤー○○さん逝く」などと言うが、そのセリフは信人が亡くなるときまでとっておいて欲しいと思う。
前置きが長くなったが、そんな信人が同郷人というのは衝撃的であった。
山口のどこかまではわからないとビキは言う。
私たちと同じ、宇部、小野田辺りではないだろう。
そうだったらいくらなんでも知ってるだろう。
下関とか、徳山ならば私の負け。
なぜならば宇部より都会だからである。
徳山だったらIGGYのお姉さんが住んでるということもあってよけいに負け感が強い。
または萩なんかも、田舎だし不便だが、歴史的背景とか、町の雰囲気とかを考えると負けな気がする。
バスの中からめぐにTELすると、すぐにネットで検索し、信人は萩出身で、それにまつわるエッセイ集を出していることまで教えてくれた。
萩かー。ちょい負けである。
わざわざ後から付け足したルールで負けてしまった。
だからどうなんだと言われればそれまでであるが。
BBBBSASAHHTSツアーというツアーで行くのだ。
SASAさん主催の「BBBBとhhts(ホットヒップトランポリンスクール)と一緒に沖縄に行こう」という胸踊るツアーである。
胸踊るのはいいが、大阪発着と東京発着しか選択肢がなく、SASAさんに「福岡発着も作ってぇー」と甘えてみたが相手にされず、私とビキは今夜の夜行バスでいったん大阪に行き、大阪から沖縄に飛ぶという道を余儀なくされたのである。
ブラックボトムのメンバーも大阪チームと東京チームに分かれ(トランポリンは大阪から)、IGGYは東京チームと聞いていたので、「ここはいっちょ東京までいったろかいっ!!」と自らの男前ぶりをアピールしそうになったが、ビキの好きな王子さんは大阪チームなのに、ビキにわざわざ東京まで行かせるわけにはいかないだろう。
しかも東京まで行くお金があればまた沖縄に行けるのだ。
私も冷静にならざるを得なかった。
そんなわけで私とビキは大阪行きの夜行バスに乗っていたのだが、突然ビキが思いがけないことを言い出した。
「岡本信人が山口出身って知っちょったぁ―??」
「は?」
私だけでなく、バスの乗客全員が驚いたと思う。
ある意味バスジャックである。
だが他の乗客の驚きが「なんで突然岡本信人やねん?」であると思われるのに対し、私の驚きは「うそっ!信人、山口出身なん?知らんかったー。マジマジ?」である。
岡本信人は、私が子供の頃からずっと、橋田ドラマに「いい人だけどうだつが上がらぬ」くん的役割で出演していた。
ずっとだ。
信人自身が年をとろうが、主人公が世代交替しようが、信人の役はずっと同じ。
水木しげるのマンガに出てくる「アゴなしメガネ男」のようなカンジで、私は幼い頃からずっと信人に注目していたのである。
それだけに私が高校生ぐらいの頃、2時間ドラマにレイプ犯の役で出てきたのを見たときはいつまでもイヤな気持ちが続いたものである。
よく味のある俳優が亡くなったとき「名バイプレーヤー○○さん逝く」などと言うが、そのセリフは信人が亡くなるときまでとっておいて欲しいと思う。
前置きが長くなったが、そんな信人が同郷人というのは衝撃的であった。
山口のどこかまではわからないとビキは言う。
私たちと同じ、宇部、小野田辺りではないだろう。
そうだったらいくらなんでも知ってるだろう。
下関とか、徳山ならば私の負け。
なぜならば宇部より都会だからである。
徳山だったらIGGYのお姉さんが住んでるということもあってよけいに負け感が強い。
または萩なんかも、田舎だし不便だが、歴史的背景とか、町の雰囲気とかを考えると負けな気がする。
バスの中からめぐにTELすると、すぐにネットで検索し、信人は萩出身で、それにまつわるエッセイ集を出していることまで教えてくれた。
萩かー。ちょい負けである。
わざわざ後から付け足したルールで負けてしまった。
だからどうなんだと言われればそれまでであるが。
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