今日は葉山のビーチでブラックボトムのイベント。
この夏最後の18きっぷでの旅。
時間の都合で2区間だけ新幹線に乗ったが、それでも合計8000円ちょいだからすごい安い。
でもそれも今日まで。
夏の間は18切符を使ってブラックボトムにいっぱい逢えたがこれからしばらくは、せいぜい月1、5回ペースが続くだろう。
毎年夏の終わりはとてもセンチになってしまう私なのだ。

2:30に京急横浜のホームでネギ―シー夫妻、ナツヒロコンビと待ち合わせ。
ちょっとした小旅行気分。っていうか、私は既に18時間の長旅の末なのだが。
電車とバスを乗り継いで会場のブルームーンへ。
せっかくのビーチだが、空模様はかなりのあいにくっぷりだった。
私たちが着いてわりかしすぐにブラックボトムのリハが始まったので見る。
私は本番のステージよりも、なぜかリハ中のメンバーのほうが遠い人に感じる。
今日もメンバーを少し遠くに感じながらリハを見ていた。
リハが終わると私はトイレに行きたくなった。
というか、正確に言うとバスに乗る前あたりから行きたかったのだ。
ビーチだけあって、遠くの方に汚げな公衆トイレがあるだけである。
敦子さんと共に向かったが、近づいて見るとますます汚い。
まず電気がない。
まだ昼間だからいいようなものの、それでもやや薄暗くてイヤだった。
そしてもちろんボットン便所なのだ。
いまどきものすごくストレートなボットン式。
私の年代では(しかもこんな田舎では)珍しいと思うのだが、生まれたときから家のトイレが水洗洋式だったというハイカラな私である。
ボットン便所にはものすごく抵抗があるのだ。
いまどき汲み取り式でも、簡易水洗とかいろいろあるだろうに、いくら海とはいえこれはないだろう。
もちろんペーパーはなく、便器も全般的に汚らしく、壁一面に小さい羽虫がびっしりとまっている。
少なくとも大人になってからは、こんなトイレに入るのは初めてである。
しかし背に膀胱は変えられぬ。
私も敦子さんも意を決してそのトイレに入った。
けっこうな覚悟が必要だったが、一回入ると慣れたもんで、私も敦子さんもその後はわりと気軽にリピーターとなっていた。
しかし、暗くなってからナツヒロコンビを案内すると、ヒロコちゃんは入口すらくぐれず、遠巻きに外観を見ただけで入ることを断念した。
気持ちはわかるが、ヒロコちゃんの膀胱が心配だった。
私はガッツにかけては定評があるが、持ち主をよそに私の膀胱は驚くほどガッツがない。
すーぐパンパンになって私を困らせるのだ。
だから人の膀胱に関しても心配性で、よく人に「トイレ行かんでも大丈夫?」と聞いて「子供じゃないんだから」とたしなめられる。
しかし、私には信じられないことだがヒロコちゃんの膀胱はイベントが終わり、夜11時ごろまで耐えぬいた。
2時半に逢ってからは行ってないから、最低でも8時間半は行っていない計算になる。
私はその間3回行ったというのに。
ガッツのあるヒロコちゃんの膀胱が羨ましい。
私は今まで自分の膀胱を甘やかしすぎていたようだ。

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