自己嫌悪の嵐

2001年8月2日
ユキちゃんちで2時間ぐらい寝て、アラ―ムの音で目覚めた。
ユキちゃんの携帯のアラームを5時に鳴るようにしてもらっていたのだ。
私のH”は、もう電源も入らないぐらいバッテリーが完全に切れていた。
なんでだろうなー?
熟睡したからか、目覚めはとてもよい。
まるでよく眠った日の朝のように私はしゃきっとしていた。
あー、昨日はよく飲んだな・・・と昨日のことを思い返してみる。
一応のあらすじがパッと浮かぶ。
昨日の日記に書いたようなことだ。
とりあえず記憶があるのでホッとする。
タクシーで一緒に帰ったメンツも覚えているし、そうそう、ユキちゃんにマキロンしてもらったんだよね・・・と鏡を見るとおでこにまだ乾いていない生々しい擦り傷がある。
「こりゃひどいわ」と私は笑った。
私はあんまり顔に対するこだわりがないほうで、自分の顔でも面白ければ笑ってしまう。
すっごく顔がむくんだ朝などは写真に撮ったりもするほどだ。
今日ももちろん撮った。
飛行機で山口に帰り、H”を充電してみるとメールが来ていた。
ネギ―シーさんからも来ていたのでTELした。
昨日は酔って迷惑をかけたからなーと思っていると、電話に出たネギ―シーさんは明らかに今この電話で起こされた気配であった。
しまった。また迷惑をかけてしまった!
その後日記の更新までして会社に行った。
みんなにおでこの傷をからかわれ、いちいち説明を求められた。
気分はすこぶる快調で爽やかにバリバリ仕事をした。
昨日私は誰よりも酔っていたかもしれないが、昨日あの場にいた人の中で今一番しゃんとしているのは私だと思う。
しかしそんな気分も長くは続かなかった。
友達からのメールから察するに私は昨日記憶にないこともいろいろやらかしているようだ。
過去、飲んで記憶をなくしたことは2回あるが、そのどちらも「あのときを境に後の記憶がまったくない」というタイプの忘れ方で、こういうシマ健忘タイプは初めてだった。
早速みんなにTELしていろいろリサーチするが、どうも記憶にない部分で、かなりタチの悪いことをしでかしているらしい。
ユリちゃんには留守電に入れただけではなく、その後も3回ぐらい電話して毎回ANTONさんに代わってもらったようだ。
さぞかし邪魔くさかっただろう。
申し訳ないがまったく記憶にない。
どうりでバッテリーも切れるはずだ。
ユキちゃんちに帰ったときにユキちゃんが寝ていたというのも私の捏造らしい。
実際はものすごい大音響で帰ってきて、寝てるどころではなかったようだ。
お風呂に入る前にユキちゃんの部屋のテーブルの上のものをなぎ倒したりしてひととおり暴れたらしい。
その他にもいろいろとご迷惑をおかけしているようだ。
ユキちゃん曰く、かなりタチの悪い酔っぱらいで、あの様子じゃいろんな人に迷惑をかけまくっている。らしい。
あ―――――――、イヤだ――――――――!
あさってみんなに逢うのが気が重い。
でも早く謝って禊をすませたいという気持ちもある。
私は自己嫌悪の嵐に押しつぶされそうになっていた。

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