フラワ―バスへの幻滅から立ち直れないまま、今度はクリームバスへ。
クリームバスというからにはなんか浸かりものかなと思っていたのだが、へアエステだった。
私は髪がメチャ傷んでいるのでうれしかった。
でもここからはマヤと別れ、ナオミキャンベル系のキツイ顔のエステティシャンにバトンタッチ。
しかしこのナオミ、頭皮マッサージがバリうま。
一生やってくれませんかとお願いしたいくらいだった。
頭皮マッサージのあと、トリートメントをしドライにかかる。
しかし、ここで私はナオミにやられた。
私はツイストパーマをかけているのだか、ドライの時にくしを入れられ、パーマをほぐされてしまったのだ。
私が髪型において最も気を配っているのが束感だと言うのに。
ジリジリのボンバーヘッドを、イヤらしくサイドにブローされた髪型にされて4時間に渡るエステ終了。
同じツアーのコタニさんと共にホテルに送り届けてもらう。
私たちはすっかりおなかを減らし、ホテルのレストランで遅い昼食を摂った。
今夜はトオルとウブドゥでケチャ鑑賞。
5時に集合なので急いでご飯を食べた。
なにしろ私は髪も満足いくようにやりなおさないといけないのだ。
こんな髪ではトオルの前に出れぬ。
食べ終わって部屋に戻ると、ちょうど藤原さんも帰ってきたところだった。
藤原さんは今日もクタでショッピングだったらしい。
急いで髪をやりなおし、身支度を整え集合し、バスでウブドゥへ。
1時間チョイぐらいかな。ドライブ好きの私は楽しかったが、藤原さんは酔ってしまったらしい。
乗り物酔いをする人は気の毒だわ。
まずはケチャというバリの伝統舞踊を観る。
荘厳なカンジだが、思っていたほどの感動はなかった。
でも出てくる女の人がみんな超かわいいのが感動的だった。
私に芸術を見せてもしょせんこんな感想なのだ。
申しわけない。

以前にブラックボトムが出た「夏休み」というお芝居を思い出して(なんかそれに似ていた)ひとりでにやついていた。
それからレストランに移動して晩ご飯。

昨日のパパズカフェには来てなかったが、今日はケチャにもレストランにもトオルの妻子同伴だった。
ケンタやコーヘイがちょろちょろしててほんとにかわいい。しかしかわいいといえば江美子(恵美子ママにあらず。トオルの奥さん)である。
なんか見るたびにかわいくなってる気がするんですけど。
私もトオルが結婚した頃は江美子に対していわれなき憎しみを顕わにして、恵美子ママに怒られたりしたものだ。
それが今のように、私が大好きなトオルの大好きな人という優しい視点で見れるようになったのはやっぱりトオルのおかげだと思う。
江美子のことを、嫌いじゃなくなるまでに2年、好きだなという感情がわくまでには更に2年ぐらいかかったと思う。
トオルが結婚した頃、江美子が嫌いだった頃、私はすごく苦しかった。
恵美子ママのことは、逢う前から大好きだった。
トオルを産んだお母さん、トオルの大好きなお母さん、そう思うからだ。
ならばなぜ江美子のことも、トオルが選んだ奥さんとして好きになれないのか、自分でも不思議だったし、そう思えない自分がイヤで苦しかった。
そして私をこんな苦しい目に合わせるのは江美子で、だから江美子が嫌いだった。
でも私はゆっくりゆっくり江美子のことを好きになっていった。
それは恵美子ママが「お嫁さんがね・・・。お嫁さんがね・・・」と話してくれる江美子話の中に、共感できる部分が多かったということも大きいが、やっぱり一番には「トオルが幸せそうだったから」だと思う。
トオルが幸せそうにしてるところを見るにつけ「あー、そうなんか・・・」と私の心の中にどんどんやさしい気持ちが芽生えていった。
トオルからはたくさん大事なことを教えてもらったけど「嫌いだった江美子のことを好きになるまでの心の流れ」は、その中でもかなり大きいことだと思う。
トオルのことが大好きだから江美子のことも好き。
トオルのことが大好きだから江美子が嫌い。
両方「有り」な感情だと思う。
いろんな意見があると思うが、一家でバリにやって来て、ファンの相手も全力でしつつ、子供とプールで遊んだり、家族のための食事を取り分けたり、ケンタを叱って泣かせたり言い聞かせたりと、人間武内享をまるごと私達に曝してくれたトオルの姿は、本気でファンと対峙してくれている気持ちの現われのようで、私にはうれしかった。
「今日、昼間にエステに行ったんですよー」とトオルに言っても、別に「きれいになったじゃん!!」とは言われなかったけど(笑)、それでもやっぱり今日もすごく大切な一日だったと思う。
バリももう半分終わっちゃったなぁ。

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