ライヴが終わった後、楽器の手入れをしていたIGGYに、ちょこっと挨拶をして握手をしてもらった。
それにしても握手というコミュニケーションはよいね。
ぬくもりが伝わってくる。
握手をしてもらうたびに、IGGYのことがますます好きになるし、次に逢うときまでがんばろうという力がわいてくる。
IGGYに別れを告げて帰ろうとするとNATSUちゃんとヒロコちゃんが「ご飯を食べに行こう」と誘ってくれた。
私は自分から人を誘うのが苦手な方なので、この申し出はうれしかった。
あんまりうれしかったので、ご飯を食べながら「オマエはホンマに人見知りか!?」と突っ込まれそうなぐらいベラベラベラベラ喋った。
日記でアピールしている「人見知りのSAKUちゃん」との間にギャップを感じて呆れているのではないだろうかと心配しつつも、お店の人に「申し訳ありませんが、閉店の時間ですので・・・」と言われるまで喋り倒した。
2人とも、この日記を過去までさかのぼって全部読んでくれているだけあって、私を取り巻く環境も熟知しているので、話が早くとても楽しかった。
ベロの回転も絶好調のまま2人と別れ、ユキちゃんちへ。
今度はユキちゃんと爆裂トーク。
テーマは、辛気くさくてなんなのだが「親の老い」について。
今、私の周囲で最も頻繁に討論されるテーマである。
実際、私の人生の一番の誤算は、親が年をとっていくことであった。
そんなことわかりきっていたことなのに、私の頭からはぽっかり抜けていたので、確実に老いていくイチコを目の当たりにして、私は少し慌てているのだ。
私はいつまで自分の好きなことをして生きて許されるのだろうか。
イチコとの(ユキちゃんにとってははるみちゃんとの)時間はあとどれぐらい残されているのだろうか?
親孝行もしたいけど、自分らしい生き方に自分でピリオドを打つには、ものすごいエネルギーが必要だから、私とユキちゃんの悩みは尽きないのだ。

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