つねり屋店長

2001年4月29日
うちの会社の新しい店長はつねり癖があることで有名である。
店長でもあり、会社の取締役でもあるいわゆる「偉いさん」で、店長になる前からうちの店によく店まわりに訪れていたのだ。
その時から「ヤツはつねる」という噂があり、実際につねっている現場を目撃したりもした。
大の男が脇腹をつねられ、体をねじらせるようにしながら「ウッ・・・い・痛いです」などと言っているところをみるとかなり痛いようだ。
そして店長が転勤して来たときに「でも気に入ってる人しかつねらないらしいよ」などという噂が流れたからたまらない。
女子社員の中には「もーう、今日また店長につねられちゃった―」などと嬉々として受け入れている者さえいる。
アンタら間違ってるよ。
私は今まで3度ほどつねりを仕掛けられて、そして3度ともかわした。
3度目は店長に舌打ちをされた。
そんなにつねりたいか?
私は学生時代剣道をやっていて3段の腕前だ。
その剣道で培った「間合いの切り方」が、3度ともかわせたことに少なからず関係しているような気がする。
ここで皆さんに伝授しよう。
店長の手がつねろうと伸びてきたら、つい一歩逃げがちだ。
しかし、そこを逆に一歩店長に向かって踏みこんでみよう。
そして敵がひるんだ隙に2歩逃げるのだ。
それで敵はじゅうぶん戦意喪失するはずだ。
店長があとどれくらいうちの店にいるかわからないが、とりあえず私は決めた。
店長につねられることなく逃げおおせてみせる。
もしつねられたらその時は報告します。

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