おいで

今日はちぢとビキと佳恵とボーリングに行った。
私たちのいきつけのボーリング場では1投目で7ピンと10ピンだけを残すとプリングルズのショートサイズがもらえるのである。
今日の私は近来稀に見る絶不調で、最初から勝負を捨ててかかり、プリングルズをGETすることに集中していた。
そのかいあって7ピンと10ピンだけを残しあとのピンはバタバタと倒れた。
私は近くのレーンの詰まった球を取り除きに来て、フロントに走って戻ろうとしていたおじさんに報告した。
するとおじさんは私に「おいで」と手招きをしてそのままカウンターへと走り去った。
そしてカウンターでプリングルズをもらったのだが「おいで」ってどうだろうか。
私はなんだかこういうふうに子供扱いされることがとても多い。
でも私31歳ですよ。
「おいで」に手招きはどう考えてもせいぜい中学生ぐらいまでに対する接し方ではないだろうか。
どうしたって中学生には見えないだろう。
その倍以上生きているんだから。
でもそのおじさんはすごくやさしい言い方で「おいで」と言った。
私のおでこや目尻のしわに気付いても、このおじさんはやさしく「おいで」と言ってくれるだろうか。