朝っぱらから

今朝セブンイレブンにエッチな電話がかかってきた。
それが、朝っぱらからけっこうこの手の電話はかかってくるのである。
こっちはいそがしいっつーの！
いろいろなパターンがあるのだが、今日のは「今から歩道橋の上で（我が店は歩道橋の下にある）ズボンを脱ぐから見てほしい」という依頼だった。
「はあい。わかりました」と明るくあしらって電話を切った。
お客さんがひいてからモモちゃんにさっきの電話の内容を伝えると17歳らしくおびえ、以前に自分のおばあちゃんの家にずっと無言電話がかかってきていた話をはじめた。
夜12時になると必ずかかってきておばあちゃんは怖がっていたようで、あまり続くので一度お父さんが泊まりこんで電話を受けたそうだ。
「なんでこんなことするんだ！」とモモちゃんのお父さんが怒鳴ると、敵は沈黙の後ポツリと「さびしいから」と言って電話を切ったそうだ。
なんか、こっちまでさびしくなるようななかなかせつない話なのだが、それよりも私はその話の中でモモちゃんがさらりと言った「おばあちゃん、58歳なんですけど―」という言葉の方がいつまでも心に残った。
58歳って。
うちのイチコは61だ。
しかもイチコは母。
なんだか私まで急に年寄りになったような気がした。