ヘンなものを買う人

2001年3月15日
コンビニでヘンなものを買ったことがありますか?
売っておきながら「ヘンなもの」というのも失敬な話なので言い換えると「買うのがちょっぴり恥ずかしいもの」たちのことである。
何を恥ずかしがるかというのは人それぞれで、某社の制服を着て、胸にはご丁寧にフルネーム入りの名札までつけて、ありとあらゆるジャニーズものを購入し倒す推定34歳の某さんなどには、私はもう少し恥じらってもらいたいと思う。
一番ポピュラーな恥ずかしいものといえばエッチな本で、皆さん朝っぱらからよくぞ・・・と思うぐらいよく買っていく。
たいてい裏返してレジに出すが、裏表紙の広告の種類でいかがわしい系の本かそうでないかはたいていわかる。
媚薬や開運グッズ、サラ金などの広告はいかがわし度が高い。
それにバーコードを通すとレジ画面に雑誌名が出るので無駄な抵抗といえよう。
たまに雑誌をバーコードの部分だけが出るように丸めて差し出すおっさんがいて、どれだけ恥ずかしい本かと思いきや単なるゴルフ雑誌だったりするのだが。
あとコンドーム。
男の人が買うときにあたったことがないのでわからないが、女の人はきのこの山やアーモンドチョコなど、同じような大きさの箱ものの菓子の中に紛れさせるという手口を使う人が多い。
なかなかグッドアイデアだが、読み上げ登録をするときそれだけ890円とかなので、「あれ?」とかえってレジの人に注目させてしまうので逆効果。
必要以上に恥じらいすぎなのがナプキンを買うおばさん。
男の人がレジ周りにいるときは後ろ手に隠し、そわそわして、人の気配がなくなるや否やアヤシイ動きでレジにやってくる。
そしてレジを打つと「袋!袋!自分が入れますから早く袋をください!早く!」と小声でわめくのだ。
その方がよっぽど目立つぞ。
それより早く金出せよ。
こういう、必要以上に恥じらって逆上する人が一番困る。
まぁ、今日来たおっさん客のように「ザ・ベスト増刊 股ユル美女」を差し出して、「股ユル美女」とつぶやきながら私の表情を確認されるのも、それはそれでイヤなものだが。

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