ユキコとイチコ
2001年1月28日今日はユキちゃんの誕生日である。
朝おめでとうメールを送ったらちゃんと返事が来ていた。
どうやら惨殺はされていなかったらしくホッとした。
ユキちゃんは今、赤貧にあえぎ、バリには行けないかもしれない、と弱音を吐き始めている。
ユキちゃんが行けないと私の楽しみも半減してしまう。
ぜひ金の問題を解決してほしいものだ。
そういう私も休みの問題で暗礁に乗りかけている。
「私とユキちゃん、2人の問題がそれぞれ解決し、バリに行けますように。
ユキちゃんの28歳に幸せがたくさん詰まっていますように」
と自分のことまでしっかり絡めて願をかけた。
そして今日はイチコの誕生日でもある。
作り話ばかりしていたイチコももう61だ。
自分の親が年をとっていくというのは悲しいなぁとつくづく思う。
また子供の頃の話なのだが、市役所の手前に小さい川があり、橋がかかっている。
市役所やデパートに行くときにはその橋を渡らないといけないのだが、その橋を渡るとき、いつもイチコはそこから飛び降りるフリをするのだ。
「ママはここから飛び降りて死ぬからパパによろしく伝えてね」とかなりしつこくやっていた。
今にして思えば、飛び降りても、けがはするかもしれないけど、まず死にはしないような川なのだ。
それでも子供にとっては脅威であった。
多分冗談でやっているのだろうとは思いつつも、私は怖くて悲しくて「ママ―、早く行こうよー」と袖を引っ張ったりしたものだ。
大人になった今もあの橋を見るとなんとなくブルーになる。
でも最近ふと思うのだ。
あの頃イチコは、子供だった私には言えないながらも、本当に死にたいとまでは思っていなくても、何か心につらく悲しいものを抱えていたのではないかと。
もしイチコに聞いたとしたら「あれは冗談だった」と笑うだろうか。
それともまた苦労話の作り話でもするのだろうか。
そして、作り話に見せかけたその話が、実は本当の話だったりするのだろうか。
私がもう少し年をとったらイチコに聞いてみたい気がする。
だからそれまで元気でいてほしい。
朝おめでとうメールを送ったらちゃんと返事が来ていた。
どうやら惨殺はされていなかったらしくホッとした。
ユキちゃんは今、赤貧にあえぎ、バリには行けないかもしれない、と弱音を吐き始めている。
ユキちゃんが行けないと私の楽しみも半減してしまう。
ぜひ金の問題を解決してほしいものだ。
そういう私も休みの問題で暗礁に乗りかけている。
「私とユキちゃん、2人の問題がそれぞれ解決し、バリに行けますように。
ユキちゃんの28歳に幸せがたくさん詰まっていますように」
と自分のことまでしっかり絡めて願をかけた。
そして今日はイチコの誕生日でもある。
作り話ばかりしていたイチコももう61だ。
自分の親が年をとっていくというのは悲しいなぁとつくづく思う。
また子供の頃の話なのだが、市役所の手前に小さい川があり、橋がかかっている。
市役所やデパートに行くときにはその橋を渡らないといけないのだが、その橋を渡るとき、いつもイチコはそこから飛び降りるフリをするのだ。
「ママはここから飛び降りて死ぬからパパによろしく伝えてね」とかなりしつこくやっていた。
今にして思えば、飛び降りても、けがはするかもしれないけど、まず死にはしないような川なのだ。
それでも子供にとっては脅威であった。
多分冗談でやっているのだろうとは思いつつも、私は怖くて悲しくて「ママ―、早く行こうよー」と袖を引っ張ったりしたものだ。
大人になった今もあの橋を見るとなんとなくブルーになる。
でも最近ふと思うのだ。
あの頃イチコは、子供だった私には言えないながらも、本当に死にたいとまでは思っていなくても、何か心につらく悲しいものを抱えていたのではないかと。
もしイチコに聞いたとしたら「あれは冗談だった」と笑うだろうか。
それともまた苦労話の作り話でもするのだろうか。
そして、作り話に見せかけたその話が、実は本当の話だったりするのだろうか。
私がもう少し年をとったらイチコに聞いてみたい気がする。
だからそれまで元気でいてほしい。
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