養命酒 岡田奈々
2001年1月27日うちのイチコ(母)はよく嘘をつく。
うそというか、作り話か。
作り話にしては念入りなので幼い頃はよくだまされた。
例えば、子供の頃、私が悪いことをすると「あのままにしちょったらよかった」とイチコに言われるのだ。
あのままとは・・・。
ある日、若かりしイチコと父が美幸ちゃんの2歳児検診から帰ると、家の前に養命酒の箱があった。
父は自分の留守中に誰かが養命酒を届けてくれたのだと思い、開けてみると中から私が出てきたというのである。
新生児だった私は色白で、髪がクルクルとカールしていて、とても美赤子だったので、子供好きだった父がとても喜んで、家で育てることになり現在に至っているというのだ。
つまりあのままとは、養命酒の箱を拾わずにそのままにしておけばよかった、ということなのだ。
子供だった私が「あんな養命酒の箱に赤ちゃんが入るわけないじゃん」と反論すると「入るわけないじゃんって言ったって、入っちょったものはしょうがないじゃん」と言われるのだ。
もし皆さんが同じネタで嘘をつくとして「養命酒の箱」というアイテムが出てくるであろうか?
同じ、「箱の中に赤ちゃんが」というパターンにするとしても、もう少し大きめの箱にした方が説得力があるだろう。
仮に「養命酒の箱」を思いついたとしてもその点で却下だ。
それを敢えて養命酒の箱を持ってくるところにリアリティが発生する。
イチコの作り話の中でもこのネタは秀逸である。
子供の頃は、もしかしたらホントかも・・・と胸を痛めたものである。
他にもイチコの作り話はたくさんある。
岡田奈々の話など中3まで信じていたほどの力作だった。
その奈々の話についてはまたいつか機会があれば書きたいと思う。
うそというか、作り話か。
作り話にしては念入りなので幼い頃はよくだまされた。
例えば、子供の頃、私が悪いことをすると「あのままにしちょったらよかった」とイチコに言われるのだ。
あのままとは・・・。
ある日、若かりしイチコと父が美幸ちゃんの2歳児検診から帰ると、家の前に養命酒の箱があった。
父は自分の留守中に誰かが養命酒を届けてくれたのだと思い、開けてみると中から私が出てきたというのである。
新生児だった私は色白で、髪がクルクルとカールしていて、とても美赤子だったので、子供好きだった父がとても喜んで、家で育てることになり現在に至っているというのだ。
つまりあのままとは、養命酒の箱を拾わずにそのままにしておけばよかった、ということなのだ。
子供だった私が「あんな養命酒の箱に赤ちゃんが入るわけないじゃん」と反論すると「入るわけないじゃんって言ったって、入っちょったものはしょうがないじゃん」と言われるのだ。
もし皆さんが同じネタで嘘をつくとして「養命酒の箱」というアイテムが出てくるであろうか?
同じ、「箱の中に赤ちゃんが」というパターンにするとしても、もう少し大きめの箱にした方が説得力があるだろう。
仮に「養命酒の箱」を思いついたとしてもその点で却下だ。
それを敢えて養命酒の箱を持ってくるところにリアリティが発生する。
イチコの作り話の中でもこのネタは秀逸である。
子供の頃は、もしかしたらホントかも・・・と胸を痛めたものである。
他にもイチコの作り話はたくさんある。
岡田奈々の話など中3まで信じていたほどの力作だった。
その奈々の話についてはまたいつか機会があれば書きたいと思う。
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