ユキコ惨殺

物騒なタイトルで申し訳ない。
ゆうべ終電をのがしてしまった私は、あきちゃんの厚意に甘えまくり車でユキちゃんのうちまで送ってもらいとても助かった。
あきちゃんにはお世話になりっぱなしなのである。
いつもホントにありがとう。
そんなこんなでユキコ邸にたどり着いた私をユキちゃんは半寝で出迎えてくれた。
夜中の1時頃である。申し訳ない。
いつものごとく語っているうちにあっという間に時間は過ぎる。
最近ユキちゃんと逢うのはトオルがらみよりも、今日のように私がブラックボトムで上京した時に泊めてもらうというパターンの方が断然多い。
だからユキちゃんと逢える時間は寝る前のホンの2時間ぐらいだ。
ホントは朝までずっと寝ないで語らいたいのだが眠くなってしまう。
ユキちゃんとする話で面白いのは「別に言うほどのことでもない話」なのだ。
別にわざわざTELして言うほどのことでもない、メールするには長い、そんな話がユキちゃんとならいつまでも続く。
でもメシ風呂込みで2時間の逢瀬ではなかなかそんな話までは行きつかない。
今日のライヴのこと、トオルに関する業務連絡などが関の山である。
ユキちゃんと「言うほどのことでもない話」を思いきりしたいものだ。

2時間ほど寝て、始発に乗るため4：45ユキちゃんちを出る。
私の乗る飛行機は7：20発なので始発に乗る必要はなく、始発に乗るにしてもそんな早い時間にユキちゃんちを出る必要はないのだが、早め行動が信条の私は空港で1時間以上待つ道をつい選んでしまうのだ。
私が帰るとき、ユキちゃんが目を覚ますときもあるが寝ているときはユキちゃんの寝顔に別れを告げて帰る。
鍵を持って出て、外から鍵をかけて郵便受けに落として帰ることもあれば、そのまま開けっ放しのときもある。
今日は開けっぱなしだったので「忍びこんできた何者かによりユキコ惨殺」ということになっていなければよいが。