今日は佳恵の誕生日だった。
別にパーティーを企画したりはしなかったが、朝セブンイレブンに買い物に来てくれたので「おめでとう」だけは忘れずにしっかり言っておいた。

ところで私は今日仰天したことがある。
haruchanの日記を読んでいたらなんと小さい頃に100円札を持って買い物に行っていたというくだりがあったのだ。
「なに―!!!???」である。
haruchanは私と4つ違いである。
4つしか違わないととるか、4つも違うととるかは判断の別れるところだが、私は「たかだか4つぐらい」と思っている。
なぜなら私はIGGYより4つ年上だからである。
4コ違いなんかほとんど同い年ぐらいのもんじゃとでも思っていなければやってられない。
そんな、私とほとんど同い年ぐらいのharuchanが100円札を使っていた???
私にとっては100円札も和同開珎も同じ古銭に過ぎないのだ。
自分が生まれるずっとずっと昔に使われていたお金。
ケースに入れられたり、アルバムに挟まれたりして「保管」されている姿しか見たことがなかった。
それをいくらものごころがつかぬ頃とはいえharuchanが日常的に使っていたというのだ。
私はすぐに美幸ちゃんに聞いてみた。
美幸ちゃんは私と2つ違い、つまりharuchanと私のちょうど間に入る年齢なのだ。
美幸ちゃんは100円札がライヴに流通していた時代などもちろん知らないという。
だが、いろんな年代の人に聞いてみた結果、haruchanの話はあながち嘘でも勘違いでもなく、100円札のごくごく末期頃にharuchanは生まれているようだ。
だから、私の生まれるちょっと前の話なのだが、今回リサーチするまでは漠然と戦時中ぐらいのお金だと思っていた。
戦時中もあったかもしれないが。
たった4つの年の差のharuchanと私だが、このようにときどきジェネレーションギャップが生じるのだ。
haruchanが中学一年生のときレイジーのファンだったと聞いたときもハッとした。
私はレイジーというグループを名前ぐらいしか知らなかったのだ。
私の中では2世代ぐらい上の人たちという感がある。
今アニメソングを歌っている影山ヒロノブが昔アイドルだったという話は「そういえば聞いたことがある」というぐらいには知っていたのだが「彼=レイジーのミッシェル」という正確な知識を私に与えてくれたのはharuchanなのだ。
ちなみに私は中1のとき、トシちゃんとフッくんの間で激しく揺れていた(笑)。
100円談議の中で、またharuchanから興味深い話が得られたので紹介しよう。
haruchanが子供の頃、友達か誰かがお菓子を100円分買って食べたらおなかが痛くなり、その人は「100円分もお菓子を買って食べるからおなかが痛くなるんだ」と叱られたらしい。
奇しくも私が子供時代にも同じ話があった。
ただ金額は300円であった。
たった4つの年の差でこれだ。
もしかしたら私がIGGYに手渡す手紙の中にも、IGGYが見たら仰天するようなくだりがあるのかもしれない。
この日記の読者の中にも「武内享って誰?」と思っている若い子もいるだろう。
「うっかり若い子のまえでボロを出さないように気をつけなくっちゃ」と〆たいところだが、実は私はこういうときにこそ「年をとるって楽しいなぁ」と思うのであった。

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