バンバンバザール再び
2001年1月12日私はBIGHIPの人に「絶対にブラックボトムを呼んでください」とお願いし席に戻った。
私はすっかりいい気分になり、食事療法のことも忘れてのみまくった。
久々に飲んだ。
と言ってもビールのスタイニーボトルを5、6本だが。
飲んでいい気持ちになりめぐとあることないこと語り倒し絶好調のときにインゲンのバンド、ウィスパーズのライヴが始まった。
三人編成のブルースバンドでGu兼Voがインゲンであった。
ビジュアル的にもBEGINを彷彿とさせ、インゲンのバンド名どおりの囁くような歌声はなかなかであった。
そしていよいよバンバンバザール。
冨永さんがステージに現れたとたんめぐは「あ、彬」と小さく叫んだ。
うかつにも私はライヴ中にトイレに行きたくなってしまい中座するとトイレの前でさっきのウィスパーズのパーカッションの男に声をかけられた。
「誰?」と思いよく見ると、うちの斜め前に住んでいるヒロムネ君ではないか。
ライヴ中まったく気付かなかった私はいくら目が悪いとは言えどうかしている。
ヒロムネ君は私より2つ年下で、私はヒロムネ君の亡くなったお母さんに大変かわいがってもらっていたのだ。
ヒロムネ君は私の中で真面目で礼儀正しい子というイメージがあった。
実際この時もそんなカンジだった。
席に戻り、めぐと2人で踊り倒していると、酒を持ったヒロムネ君が混ざりにきた。
ちょっと目を離した隙に相当飲んだようで私にいろいろと話しかけてくる。
でも今はライヴ中なのだ。曲に集中させてくれ!
おまけに酔っているとはいえ、私のことを終始アンタ呼ばわりであった。
肩をたたきながら「アンタがこんな音楽好きとは知らんかった」といい握手を求めるという行為をエンドレスに続けるヒロムネ君にも困ったが、もっと困る人が現れた。
ロカビリー君だ。
呼び名どおりの風貌と思っていただいて差し支えない。
ロカビリー君は一番前の安藤さんかぶりつきぐらいの席に座っていたのだが、隣りの男のこと何やら大声で話していた。
やかましいロカビリー君だなぁと思っていると、いきなり隣りの男の子の胸ぐらを掴み暴れだし、椅子がどやどやと倒れた。
かえすがえす言うがライヴ中である。
「表へ出ろ」状態となり、福島さんも「え――っと・・・」というカンジであった。
福島さんには2人の会話が歌いながらもよく聞こえていたようで、MCで再現したりしていた。
表へ出たロカビリー君たちはなんと戻ってきた。
「わ、戻ってきた」という雰囲気が濃厚な中、なにごともなかったようにもとの席に座り、あろうことかさっきまで胸ぐらを掴んでいた彼とかための杯を酌み交わしたりしている。
やれやれ、人騒がせなヤツらめ・・・とちょっとホッとしたのもつかの間、またロカビリー君は暴れ出した。迷惑。
何やら警察ざたになりそうな気配を残しつつまたもや二人は外に出て、今度はもう戻ることはなかった。
さぁ、落ちついて福島さんのセクシーボイスを聴こう。
元々かすれ声なのだがライヴも後半になるといよいよかすれてくる。
ああ、いいなぁ。
歌声も喋り声もとてもステキ。
新宿駅で待ってたという曲の「寝坊した?バカヤロー!」、「こんな女いつでも別れる予定です」というフレーズが好きだ。
福島さんのシャイな雰囲気にピッタリなのだ。
福島さんがMCで「宇部にこんなにたくさん友達ができてうれしい」と言ってくれて、ステージトークだとは思いつつもとてもうれしかった。
ライヴが終わると私は残るメンバーにサインを求めた。
皆さんとても快くして下さって、武田さんは「早くから待ってくれてたよね」と言って下さった。
安藤さんには自分の若くもない年をわざわざ報告するという、酔っていなければ絶対にしないようなことまでした。
福島さんにサインを求めると、今日CDを買うともらえるというサイン色紙を「もらった?」と聞かれた。
私が「ここで買ったんじゃないんですー」というと、福島さんは物販コーナーからバンバンのステッカーを2枚持ってきて、私とめぐにひょいひょいとくれた。
いい人だ。大好き。
そのうれしさとライヴのコーフンに弾む足取りで私たちは近所の焼肉屋へと向かった。
私たちが焼肉屋に入るときの関心事はただひとつ。
店の扉が開くやいなやのめぐの第一声は「レバ刺しありますか?」であった。
「はい、ありますよ」と言われ、私たちはレバ刺しに舌鼓を打ち、うまい臓物を食べ、大いに語り大いに笑ったのであった。
私はすっかりいい気分になり、食事療法のことも忘れてのみまくった。
久々に飲んだ。
と言ってもビールのスタイニーボトルを5、6本だが。
飲んでいい気持ちになりめぐとあることないこと語り倒し絶好調のときにインゲンのバンド、ウィスパーズのライヴが始まった。
三人編成のブルースバンドでGu兼Voがインゲンであった。
ビジュアル的にもBEGINを彷彿とさせ、インゲンのバンド名どおりの囁くような歌声はなかなかであった。
そしていよいよバンバンバザール。
冨永さんがステージに現れたとたんめぐは「あ、彬」と小さく叫んだ。
うかつにも私はライヴ中にトイレに行きたくなってしまい中座するとトイレの前でさっきのウィスパーズのパーカッションの男に声をかけられた。
「誰?」と思いよく見ると、うちの斜め前に住んでいるヒロムネ君ではないか。
ライヴ中まったく気付かなかった私はいくら目が悪いとは言えどうかしている。
ヒロムネ君は私より2つ年下で、私はヒロムネ君の亡くなったお母さんに大変かわいがってもらっていたのだ。
ヒロムネ君は私の中で真面目で礼儀正しい子というイメージがあった。
実際この時もそんなカンジだった。
席に戻り、めぐと2人で踊り倒していると、酒を持ったヒロムネ君が混ざりにきた。
ちょっと目を離した隙に相当飲んだようで私にいろいろと話しかけてくる。
でも今はライヴ中なのだ。曲に集中させてくれ!
おまけに酔っているとはいえ、私のことを終始アンタ呼ばわりであった。
肩をたたきながら「アンタがこんな音楽好きとは知らんかった」といい握手を求めるという行為をエンドレスに続けるヒロムネ君にも困ったが、もっと困る人が現れた。
ロカビリー君だ。
呼び名どおりの風貌と思っていただいて差し支えない。
ロカビリー君は一番前の安藤さんかぶりつきぐらいの席に座っていたのだが、隣りの男のこと何やら大声で話していた。
やかましいロカビリー君だなぁと思っていると、いきなり隣りの男の子の胸ぐらを掴み暴れだし、椅子がどやどやと倒れた。
かえすがえす言うがライヴ中である。
「表へ出ろ」状態となり、福島さんも「え――っと・・・」というカンジであった。
福島さんには2人の会話が歌いながらもよく聞こえていたようで、MCで再現したりしていた。
表へ出たロカビリー君たちはなんと戻ってきた。
「わ、戻ってきた」という雰囲気が濃厚な中、なにごともなかったようにもとの席に座り、あろうことかさっきまで胸ぐらを掴んでいた彼とかための杯を酌み交わしたりしている。
やれやれ、人騒がせなヤツらめ・・・とちょっとホッとしたのもつかの間、またロカビリー君は暴れ出した。迷惑。
何やら警察ざたになりそうな気配を残しつつまたもや二人は外に出て、今度はもう戻ることはなかった。
さぁ、落ちついて福島さんのセクシーボイスを聴こう。
元々かすれ声なのだがライヴも後半になるといよいよかすれてくる。
ああ、いいなぁ。
歌声も喋り声もとてもステキ。
新宿駅で待ってたという曲の「寝坊した?バカヤロー!」、「こんな女いつでも別れる予定です」というフレーズが好きだ。
福島さんのシャイな雰囲気にピッタリなのだ。
福島さんがMCで「宇部にこんなにたくさん友達ができてうれしい」と言ってくれて、ステージトークだとは思いつつもとてもうれしかった。
ライヴが終わると私は残るメンバーにサインを求めた。
皆さんとても快くして下さって、武田さんは「早くから待ってくれてたよね」と言って下さった。
安藤さんには自分の若くもない年をわざわざ報告するという、酔っていなければ絶対にしないようなことまでした。
福島さんにサインを求めると、今日CDを買うともらえるというサイン色紙を「もらった?」と聞かれた。
私が「ここで買ったんじゃないんですー」というと、福島さんは物販コーナーからバンバンのステッカーを2枚持ってきて、私とめぐにひょいひょいとくれた。
いい人だ。大好き。
そのうれしさとライヴのコーフンに弾む足取りで私たちは近所の焼肉屋へと向かった。
私たちが焼肉屋に入るときの関心事はただひとつ。
店の扉が開くやいなやのめぐの第一声は「レバ刺しありますか?」であった。
「はい、ありますよ」と言われ、私たちはレバ刺しに舌鼓を打ち、うまい臓物を食べ、大いに語り大いに笑ったのであった。
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