病院始め

2001年1月9日
今日からまた週イチの通院がスタートする。
仕事、バイト、追っかけとただでさえ忙しくて仕方ない毎日を送っていた私の日常に去年下半期から通院という項目が新たに加わり、それこそ目の回るような忙しさである。
しかしこれがまたなかなか面白いのである。
私はまだどこも痛くもかゆくもならないうちに通院し始めたので(コーくんのおかげである)、正直言って薬のありがたみがわからない。
痛みでもんどりうってるところに薬を飲んで助かったというわけでもなければ、うっかり薬を飲み忘れてバッタリ倒れたりもしない。
淡々と薬を飲みつづけ、そして薬をもらうために週1回通院するというのは、変化を求めるB型の私にとっては退屈地獄である。
しかし私はビキが看護婦をしている病院に通っているため、ビキから得た情報で院内の人を観察したりしてわりかし楽しく過ごしている。
圧巻なのが薬局の人。
私の通っているY内科は、処方箋をもらい隣のS薬局で薬をもらうのだ。
そのS薬局はなかなかのインパクト人間ぞろいなのだが、今日はIさんというおじさん薬剤師にスポットを当ててみよう。
Iさんはとても感じがよく、人のよさそうな人で、いつも帰り際に「お大事にぃ」と声をかけてくれるのだが、本当に心から言ってくれている気がする。
ただ、薬の調合がすみ、私のフルネームを呼ぶときのイントネーションがでたらめなのだ。
ガクッとなる。
どのようにでたらめかと言うと、例えば宮野浩司という人がいるとしよう。
この場合、姓がミヤノ、名がコウジだが、それをムリヤリ、あたかも「宮の小路○○さん」の苗字だけを呼んだかのようなイントネーションで「ミヤノコウジさーん」と呼ぶのだ。
それに近い感じで私のフルネームを呼ぶので、私は毎回半笑いで薬を受け取る。
そんな私はもしやS薬局内で、笑顔の素敵な人、と噂になったりしてないだろうか。

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