うのちゃん

2001年1月8日
昨年の5月に結婚退職して今は広島にいるうのちゃんが店に顔を見せた。
うのちゃんは私がとてもかわいがっていた会社の後輩なのだ。
かわいがっていたといっても、面倒を見ていたとかではなくて、ただ「うのちゃんはかわいいよな―」と常に思っていただけなのだが。
社内のきれいどころ担当で清純路線を突っ走っていたうのちゃんなので、最初は「路線がちがう」と思っていたのだが、当時その部署に女子社員が少なかったこともあり、話してみたらとても気があったのだ。
うのちゃんには大学時代から付き合っていた彼氏がいて、こういういい方はかえって失礼かもしれないが、しっかりと中身を見て選んだんだなぁと思わせる彼氏であったので、私はますますうのちゃんを好きになった。
あるときから2人は遠距離恋愛になってしまい、うのちゃんはとてもさびしがっていた。
「早く結婚したい」とよく言っていたので、うのちゃんから結婚退職すると聞いたときは、さびしさもさることながら、よかったなぁーと思った。
今日うのちゃんは結婚式のものすごく大きいアルバムをわざわざ持ってきて見せてくれた。
どの写真を見てもとても幸せそうだったが、最後のページのセピア色の写真が私はとても好きだった。
キョンキョンの結婚会見の時のように2人がげんこつを突き出して指輪を見せている写真である。
うのちゃんの目は、カメラでも指輪でもなく健太郎さん(ダンナさん)を見ていた。
写真の中のうのちゃんも、私の横でその写真を見ているうのちゃんもとても幸せそうで、私は「今日うのちゃんが来てくれてよかったなー」と思っていた。

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