あけましておめでとう。21世紀だ。
子供の頃マンガで読んだような21世紀ではないけれど、やっぱりそれなりに進化はしていると思う。
昨日から今日、一夜にして変わったことはないかもしれないけど、1901年と今を比べると格段の差があるのではないか。
それどころかホンの10年前と比べても大きく違っている。
一番違うなぁと思うのは携帯電話の普及である。
10年前は追っかけをしていて携帯を持った男がいたら、その人は業界関係者、ひいてはメンバーが今からここに来ますよという目印にさえなるほど普及していなかった。
私は高2のときから4年ぐらい遠距離恋愛をしていたが、その頃は携帯はもちろん、ベルもまだなくてずいぶん切ない思いをした。
電話代がかかりすぎてイチコに叱られたり、声が聞きたくなっても、相手の自宅にかけるしかないので夜遅くだと電話できなかったりした。
だから私たちはやたらと手紙を書いた。
でも手紙は書いてから届くまでにどうしても2・3日かかってしまい、いくら手紙に好きだと書いてあっても、それは「今」の気持ちではないから、若かった私はいつも不安だった。
今だったら携帯にかけたり、メールを送ったりするんだろうな。
なんだか楽しそうでうらやましい気さえする。
あの頃今みたいに通信ツールがいろいろあったら楽しかったんだろうなと思うとき、やっぱり時代の進化を感じる。
中学生の頃、おこづかいを貯めてLPレコードを買ってとてもうれしかったりしたことをはっきり覚えている私にとって、CD、そしてMDと進化していくのは少しさびしい。
こういうふうに小さなことが積み重なって歴史ができていくのだと思うが、もっとわかりやすい歴史と言えば、21世紀になる瞬間などはまさに歴史的瞬間といえるだろう。
そんな歴史的瞬間にあなたは何をしていましたか?
おはるはDEENの、めぐはF−BLOODの、カウントダウンライヴに行き、まんまと好きな人と一緒に21世紀を迎えた。
イチコと美幸ちゃんはTVでJ−FRIENDSとカウントダウンをしたようだ。
好きな人とキスをしながら21世紀を迎えた人もいるだろう。
それぞれがいろいろ考えて、いろいろなことをしていたと思われるその瞬間、私は何をしていたか。
寝ていた。
昨日、紅白の後イチコの言葉に泣かされた私は、泣きながらそのまま寝てしまっていた。
目が覚めたときは2時半頃であった。
完全に21世紀である。
ある意味、変わった21世紀の迎え方と言えないだろうか。

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