夢のハシゴ <完結編>
2000年11月21日 ブラックボトムIGGYはそんなカンジであったが他のメンバーはとてもやさしかった。
トイレから出てきたIGGYはファンの人と話しこんでいる。
私には立ち止まってもくれなかったくせに、愛しいけれど憎い男である。
ANTONさんは「私が、今日は別口で東京に来てて、ここには今来たんですよ―」というと「ああ、この人?」と言ってギターを弾く真似をした。
武内享という名前が出てこなかったらしい。
そんなたわいもない話をしているとユキちゃんが横から合図を送ってきた。
すっかり忘れていたが、私はこの最近のライヴ情報の遅さ+公表せずにこっそりやったりすることがたいへん不満で、今日はメンバーにきつく言う!と息巻いていたのだ。
「そうそう。最近ライヴのお知らせが遅いじゃないですか?あれってなんでなんです?今日のこれだって昨日の夜にいきなりじゃないですか。でも前から知ってる人は知ってたみたいだし。この前も六本木でこっそりやったでしょ。メンバーから直に聞いた人だけが知ってるって言うのやめてくださいよ。なんか理由があるんだったら仕方ないけど、なんでこっそりやるんですか?」と一気ににじり寄った。
言いまわしこそ敬語であるが、口調はもう詰問ですらなく恫喝に近かった(笑)。
ANTONさんは「今度から・・・ちゃんと・・・早めに書きこむわ」といった。
お願いしますよANTONさん。
王子さんは相変わらずとてもカンジがよい貴公子だった。
「来るの遅いわー」と言いながらやってきて、夏に私がメンバーそれぞれにあげた、丸4年間のファン生活の集大成のフォトアルバム(といっても私が写るんですを片手に各地を回ってとったショボ写真だが)のお礼をいまだに言ってくれるのだ。
王子さんが2集を早くくれと言ってくれたのをいいことに「じゃあ、今撮らせてください」と2ショットをおねだりした。
MONKYとも写真を撮った。
9/7のスタッフ以来MONKYとちゃんと話してなかったから今日話せてなんかホッとした。
MONKYはホントにいい男になったと思う。
男前というよりいい男だ。
しかし今回はなんと言ってもコーくんである。
明日はコーくんの誕生日である。
「コーくん、ちょっと早いけどお誕生日おめでとう。」というと、コーくんは「またちょっと小さくなったよなぁ」と言った。
「小さく」と言ったもののコーくんの手つきは明らかに「幅」を示していた。
「痩せた」ではなく「小さく」というところにコーくんのデリカシーを強く感じた。
私は今年の5月にもコーくんに「痩せ」を指摘された。
そのころ私は自分でも「ダイエットもしてないのになんか最近痩せたなー。病気なのかなー」とかなり深刻な気持ちでいた。
そこへコーくんから「痩せたんちゃう?」といわれたので、そのとき私は心ひそかに病院に行くことを決意したのだ。
いわばコーくんは私の恩人である。
そんなコーくんだから私はストレートに「実は病気なんですよ」と打ち明けた。
コーくんはとてもビックリした様子で「えっ!?なんの病気なん?」ときいたが病名は伏せた。
別に病気でやせたというわけではなく、病気のために食事療法をしてるから痩せたということもちゃんと伝えた。
「大丈夫なん?」と心配してくれて私はかなり胸を熱くした。
「私が死んだらライヴでレクイエムをしてください」と言いたかったがいたずらに心配を煽りそうなので止めといた。
それからうってかわって沖縄の話になった。
コーくんも沖縄好きなので「沖縄に行けるっていうだけでうれしいよなぁ」と言っていた。
そのとおり!
IGGYは今度は違うファンの子と話をしていた。
なんでみんなそんなに話すことがあるのだろうか。
コーくんと沖縄の話をしているとIGGYがコーくんの後ろをすーっと通って行ったので私は慌てふためき、コーくんに対してたいへん失礼なことになってしまった。
そんな私にもコーくんは「オレは今日の主役やでー!」と笑って許してくれたので、コーくんのジェントルマンっぷりに私は感心してしまった。
でも私も、そのときは笑っていても後になってよく考えるとムカツクということが多いので、コーくんが今になって「くそ―!あの女どないやねん!ムカツク―!!」と思っていないことを祈るばかりである。
ともかく無事IGGYと写真も撮れ、握手もしてもらい、私はいろんな人に助けられて生きているなぁと実感した今日一日であった。
トイレから出てきたIGGYはファンの人と話しこんでいる。
私には立ち止まってもくれなかったくせに、愛しいけれど憎い男である。
ANTONさんは「私が、今日は別口で東京に来てて、ここには今来たんですよ―」というと「ああ、この人?」と言ってギターを弾く真似をした。
武内享という名前が出てこなかったらしい。
そんなたわいもない話をしているとユキちゃんが横から合図を送ってきた。
すっかり忘れていたが、私はこの最近のライヴ情報の遅さ+公表せずにこっそりやったりすることがたいへん不満で、今日はメンバーにきつく言う!と息巻いていたのだ。
「そうそう。最近ライヴのお知らせが遅いじゃないですか?あれってなんでなんです?今日のこれだって昨日の夜にいきなりじゃないですか。でも前から知ってる人は知ってたみたいだし。この前も六本木でこっそりやったでしょ。メンバーから直に聞いた人だけが知ってるって言うのやめてくださいよ。なんか理由があるんだったら仕方ないけど、なんでこっそりやるんですか?」と一気ににじり寄った。
言いまわしこそ敬語であるが、口調はもう詰問ですらなく恫喝に近かった(笑)。
ANTONさんは「今度から・・・ちゃんと・・・早めに書きこむわ」といった。
お願いしますよANTONさん。
王子さんは相変わらずとてもカンジがよい貴公子だった。
「来るの遅いわー」と言いながらやってきて、夏に私がメンバーそれぞれにあげた、丸4年間のファン生活の集大成のフォトアルバム(といっても私が写るんですを片手に各地を回ってとったショボ写真だが)のお礼をいまだに言ってくれるのだ。
王子さんが2集を早くくれと言ってくれたのをいいことに「じゃあ、今撮らせてください」と2ショットをおねだりした。
MONKYとも写真を撮った。
9/7のスタッフ以来MONKYとちゃんと話してなかったから今日話せてなんかホッとした。
MONKYはホントにいい男になったと思う。
男前というよりいい男だ。
しかし今回はなんと言ってもコーくんである。
明日はコーくんの誕生日である。
「コーくん、ちょっと早いけどお誕生日おめでとう。」というと、コーくんは「またちょっと小さくなったよなぁ」と言った。
「小さく」と言ったもののコーくんの手つきは明らかに「幅」を示していた。
「痩せた」ではなく「小さく」というところにコーくんのデリカシーを強く感じた。
私は今年の5月にもコーくんに「痩せ」を指摘された。
そのころ私は自分でも「ダイエットもしてないのになんか最近痩せたなー。病気なのかなー」とかなり深刻な気持ちでいた。
そこへコーくんから「痩せたんちゃう?」といわれたので、そのとき私は心ひそかに病院に行くことを決意したのだ。
いわばコーくんは私の恩人である。
そんなコーくんだから私はストレートに「実は病気なんですよ」と打ち明けた。
コーくんはとてもビックリした様子で「えっ!?なんの病気なん?」ときいたが病名は伏せた。
別に病気でやせたというわけではなく、病気のために食事療法をしてるから痩せたということもちゃんと伝えた。
「大丈夫なん?」と心配してくれて私はかなり胸を熱くした。
「私が死んだらライヴでレクイエムをしてください」と言いたかったがいたずらに心配を煽りそうなので止めといた。
それからうってかわって沖縄の話になった。
コーくんも沖縄好きなので「沖縄に行けるっていうだけでうれしいよなぁ」と言っていた。
そのとおり!
IGGYは今度は違うファンの子と話をしていた。
なんでみんなそんなに話すことがあるのだろうか。
コーくんと沖縄の話をしているとIGGYがコーくんの後ろをすーっと通って行ったので私は慌てふためき、コーくんに対してたいへん失礼なことになってしまった。
そんな私にもコーくんは「オレは今日の主役やでー!」と笑って許してくれたので、コーくんのジェントルマンっぷりに私は感心してしまった。
でも私も、そのときは笑っていても後になってよく考えるとムカツクということが多いので、コーくんが今になって「くそ―!あの女どないやねん!ムカツク―!!」と思っていないことを祈るばかりである。
ともかく無事IGGYと写真も撮れ、握手もしてもらい、私はいろんな人に助けられて生きているなぁと実感した今日一日であった。
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