夢のハシゴ <プレ完結編>
2000年11月20日 ブラックボトム私とユキちゃんがCRIBの前に立ったのはいろいろあって10:35ぐらいであった。
9時からと10時からとあったから、2回目のステージが今にも終わりそうなところなんだろうなぁと思った。
だから私は中には入らず外で聴いていた。
しかし「もう終わるはず。もう終わるはず。」と思いながら外で何曲聴いただろうか?
けーっこう聴いたぞ。
こんなことなら断然入るべきだった。
私はここ最近ブラックボトムのライヴを観ていないユキちゃんに、久々に、ひとまわりもふたまわりもみまわりもカッコよくなったブラックボトムを観て欲しいという一心で体調不充分なユキちゃんに無理強いをしてしまったのに、考えてみると結局ライヴは観てもらえなかった。
よくよく申し訳なかった。
もう中には入らずに出を待つつもりだったが、終演後ぞくぞく出てくるファン友達は異口同音に「まだ当分出てこないと思う。今すーって入っちゃえば平気だよ。」という。
確かにさっきまで受付にいた男の人はいない。
でも私は勝気だが気は小さいという複雑な性格なのだ。
うーん。
そうは言っても終電の時間もあるのでそう迷ってはいられない。
そのうち友達のマユミちゃんとミワコちゃんが出てきた。
さんざん迷った挙句、私は用意していた渡しもの(といってもタバコだが)をマユミちゃんとミワコちゃんにIGGYに渡してくれるよう頼んだ。
2人はそれはお安いご用だがせっかくきたのにIGGYに逢わずに帰っていいのか?中に入って渡したほうがいいんじゃないのか?私たちももう一回中に入るから一緒に入ろう、とユキちゃんも交えて三人がかりで私の背中をそりゃもう力強く押してくれた。
「肝心なときにかぎってでくのぼう」を自認する私もさすがに心が動き、中にはいることにした。
いったんそう決めると足取りも軽く、いばって中に入っていった。
いいカンジの狭い店内である。
真治ツアーの熊本で行った「バイブ」という店(だったと思う。多分)に似たカンジの店内である。
おー、この店のカンジ好き。今度ここであるときは万障繰り合わせて参りましょうと思った。
しかし今は店内の感想を述べている場合ではない。
IGGYはどこだ?
ユキちゃんの示す先にIGGYがいた。
芸大のときと同じ青いシャツでとても似合っていてかわいい。
私がとりこになっているとIGGYはいきなり立ち上がりこちらへ向かって歩いてきた。
今だと思いIGGYに渡し物をした。
IGGYはギョッとした様子だったが、立ち止まりもせず全く気のないカンジで「ありがとう」といって通りすぎた。
ビュンッ!ビシッ!
あうっ!痛い。久々にムチをくらった。
外で逡巡した時間が長かっただけにこのムチはきいた。
私はムチ打たれた体をかばいながらIGGYの行き先を目で追った。
トイレであった。
しまった!帰りにあげたらよかった。
このように私はいつも間が悪く、それが私をよけいに臆病にさせるのであった。
9時からと10時からとあったから、2回目のステージが今にも終わりそうなところなんだろうなぁと思った。
だから私は中には入らず外で聴いていた。
しかし「もう終わるはず。もう終わるはず。」と思いながら外で何曲聴いただろうか?
けーっこう聴いたぞ。
こんなことなら断然入るべきだった。
私はここ最近ブラックボトムのライヴを観ていないユキちゃんに、久々に、ひとまわりもふたまわりもみまわりもカッコよくなったブラックボトムを観て欲しいという一心で体調不充分なユキちゃんに無理強いをしてしまったのに、考えてみると結局ライヴは観てもらえなかった。
よくよく申し訳なかった。
もう中には入らずに出を待つつもりだったが、終演後ぞくぞく出てくるファン友達は異口同音に「まだ当分出てこないと思う。今すーって入っちゃえば平気だよ。」という。
確かにさっきまで受付にいた男の人はいない。
でも私は勝気だが気は小さいという複雑な性格なのだ。
うーん。
そうは言っても終電の時間もあるのでそう迷ってはいられない。
そのうち友達のマユミちゃんとミワコちゃんが出てきた。
さんざん迷った挙句、私は用意していた渡しもの(といってもタバコだが)をマユミちゃんとミワコちゃんにIGGYに渡してくれるよう頼んだ。
2人はそれはお安いご用だがせっかくきたのにIGGYに逢わずに帰っていいのか?中に入って渡したほうがいいんじゃないのか?私たちももう一回中に入るから一緒に入ろう、とユキちゃんも交えて三人がかりで私の背中をそりゃもう力強く押してくれた。
「肝心なときにかぎってでくのぼう」を自認する私もさすがに心が動き、中にはいることにした。
いったんそう決めると足取りも軽く、いばって中に入っていった。
いいカンジの狭い店内である。
真治ツアーの熊本で行った「バイブ」という店(だったと思う。多分)に似たカンジの店内である。
おー、この店のカンジ好き。今度ここであるときは万障繰り合わせて参りましょうと思った。
しかし今は店内の感想を述べている場合ではない。
IGGYはどこだ?
ユキちゃんの示す先にIGGYがいた。
芸大のときと同じ青いシャツでとても似合っていてかわいい。
私がとりこになっているとIGGYはいきなり立ち上がりこちらへ向かって歩いてきた。
今だと思いIGGYに渡し物をした。
IGGYはギョッとした様子だったが、立ち止まりもせず全く気のないカンジで「ありがとう」といって通りすぎた。
ビュンッ!ビシッ!
あうっ!痛い。久々にムチをくらった。
外で逡巡した時間が長かっただけにこのムチはきいた。
私はムチ打たれた体をかばいながらIGGYの行き先を目で追った。
トイレであった。
しまった!帰りにあげたらよかった。
このように私はいつも間が悪く、それが私をよけいに臆病にさせるのであった。
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