朝目覚めるといきなりさびしかった。
また「日常」のスタートである。
淡々と顔を洗い、支度をしてバイトに出かける。AM5:50。
いつも思うのだが、なぜこんなにさびしいのだろうか。
私は20数年間ブラックボトムがいなくても全然平気で生きてきた。
それなのに、ブラックボトムを知った今はブラックボトムに逢えないととてもさびしいのだ。
なぜだ!?ブラックボトムを知らなかったときと同じ気持ちでいればよいではないか。
逢えることがラッキーなのだ。
逢えないのが普通なのだ。
がんばれ私!
などと自分を鼓舞するがなかなかうまくいかない。
おとといのIGGYのかわいらしい笑顔を思い浮かべたり、MONKYとなにか話したらよかったなと思ったり、ANTONさんとも写真撮ってもらいたかったとか思うたびにため息が出てしまうのである。
だって今のところあと1ヶ月予定がないのだ。
そんなに待てない。
次の予定は11月3日の大阪音大の学園祭だった。
11月5日の大阪芸大と迷ったのだが、音大はメンバーの母校であるし、日曜日よりも祭日の方がまだしも休みやすいかなと音大を選んだのだ。
そしたらなんと5日は夜にもライヴがあるらしいのだ。
なにをー!!!!
そりゃもちろん5日であろう。
なんでそんな大事なことをもっと早く教えてくれないのだろうか。
けっこうわがままを言ってもらった3日の休みなのだが、なんとか5日にかえてもらえないだろうか。
そんなことを考えるとまたため息が出る。
直属の上司のともゆきさんにも「元気がないね」と朝から何度も言われていた。
夕方リョウコちゃんにTELしてちょっと気が晴れたのだが、売場に戻るとまたともゆきさんが「今日は元気がないね」と言ってきた。
そのとき閃いた。「今だ!」
私はさっそくともゆきさんに「じつは・・・」と3日の休みを5日にかえてほしい旨を申し出た。
朝からの私の様子を心配していたらしきともゆきさんはあっさり許可してくれた。
さびしくもなってみるものである。
だがブラックボトムに逢えるまでの日数は2日延びてしまった。

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