今日は3日ぶりにおはるに逢った。
3800円だったというニューヘアーはかなりおはるらしく美しいカンジに仕上がっていた。
よし、私も髪を切ろう。
でも、H美に「私が切って可愛かったからだわ」とか思われたら相当心外なのであるが。
おはるに昨日の五條のことを報告していて、「写真撮るときにIGGYが "暑いな"っていったんよ。」と言ったらなぜか涙が出てきた。
普通の人ならば「っていうかそれでなんで泣くん?」というカンジであろうが、おはるは私のこういう奇怪な泣きにはすっかり慣れているので、実に冷静に私の気持ちを汲み取ろうとしてくれていた。
だってIGGYが「暑いな。」って言ったのである。
それでも私は返事もできなかった。
心の中に暖かい気持ちと切ない気持ちが交互に襲ってきて胸を締めつけたのだ。

昼に昨日撮った写真の現像を撮りに行った。
ANTONさんのワンショットが半目であった。
失敗。
由利ちゃんと石川へのおみやげにしようと思ったのであるが、あまりにひどい出来であった。
誰よりもANTONさんに申し訳ない出来である。
それ意外はおおむねいいカンジで、満足のいく出来映えであった。
IGGYとの写真は、IGGYが「暑いな。」と言ったときのそのままの表情で映っていた。
またちょっぴり泣けた。

そして閉店する頃、スペシャルな泣ける話が飛び込んできた。
田村亮子金メダルである。
私はヤワラちゃんが大好きである。
一目見たときから大好きであった。
ヤワラちゃんが金をのがすたび悔しく、今日はたまたま負けたけどホントはヤワラちゃんが世界で一番強いんだからヤワラちゃんに金メダルをあげるべきだと本気で思っていた。
最近の丸大のCMにもしびれていた。
あんなちっちゃい頃から「将来は金メダルをとるのが夢だ」と言っているのである。
それからオリンピックに行くときの「最高で金、最低でも金。」というコメントで私は更に熱烈なヤワラ派となった。
カッコイイではないか。
バカがよくこんなことを言うがヤワラちゃんは種類が違う。
そして夢を現実にし、金メダルを手に入れた。
勝った瞬間、飛び上がって喜んだのもまた可愛かった。
私ならばヘンに重厚さを見せようとしてヘンに芝居がかった態度をとってしまうことだろう。
素直で、可愛いし、貫禄もある。
表彰式で観客席に何度も手を振り、金メダルに何度もキスをしていた。
「夢のようです。」と言っていたヤワラちゃんが、この先ヘンな男に引っかからないことだけが、金メダルを取ったあとのヤワラちゃんに望む唯一のことである。


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